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「ディオール」が「コンプレックスコン」不参加 「契約締結の権限がない代理店と交渉していた」

 ストリートカルチャーの祭典、「コンプレックスコン(ComplexCon)」はラグジュアリーブランドの代表として「ディオール(DIOR)」が同イベントに参加するとしていたが、「ディオール」の代理店が契約締結の権限を有していなかったことが判明し、7月27日にこの発表を取り下げた。「ディオール」は11月3〜4日にカリフォルニア州ロングビーチで開催される今年の同イベントに不参加となる。

 コンプレックス ネットワークス(COMPLEX NETWORKS)とリードポップ(REEDPOP)が2015年から始めた「コンプレックスコン」は、パネルディスカッション、スピーチ、パフォーマンス、アートインスタレーション、ポップアップショップ、限定アイテムのドロップ(発売)などのイベントが催され、ファッションだけでなく音楽、フード、アートなど多彩なコンテンツが集結し、ストリートカルチャーの興隆とともににぎわいを見せている。昨年は2日間で約5万人が来場し、商品の売上高は2000万〜2500万ドル(約22億〜27億円)だった。

 そんなストリートカルチャーの祭典にラグジュアリーブランドの「ディオール」が参加することは、「コンプレックスコン」にとって初めての試みとなるだけでなく、ストリートファッションとラグジュアリーブランドが近づいてきていることを示すと受け取められていた。

 トレードショーの「アジェンダ(AGENDA)」と「コンプレックスコン」のニール・ライト(Neil Wright)=リードポップ イベント・ディレクターは「『ディオール』の代表として『コンプレックスコン』への参加の交渉をしていた代理店が、実は同ブランドに代わって契約を締結する権限がなかったことが判明した。もっと早く問題を発見できなかったこと、そして混乱させてしまったことに対し「ディオール」に深くお詫びしたい。内部ポリシーを見直し、再発を防ぐための措置をとる」と7月27日に声明で説明した。

 またリードポップが、7月25日時点で、他の参加予定のラグジュアリーブランドを近日中に発表するとしていた件について、同社のスポークスマンは、今後発表予定のブランドは「ディオール」とは別の代理店経由であることを明らかにしている。

 なお、「ディオール」からのコメントは得られていない。