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「バルマン」がユークス ネッタポルテと提携 「お粗末」だったECサイトにテコ入れ

 「バルマン(BALMAIN)」は、「ユークス(YOOX)」「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」「ミスターポーター(MR. PORTER)」などを運営する大手EC企業ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)と提携し、オンライン・フラッグシップ・ストアをオープンした。この提携により「バルマン」は100以上の新たな国と地域に進出し、デジタル強化を図る。

 マッシモ・ピオンビーニ(Massimo Piombini)「バルマン」最高経営責任者は「これまでエンジニアと呼べる専門家がおらず、かなりお粗末な状況だった。現在のオンラインの売り上げは全体の3〜4%にすぎない」とこれまでの同ブランドのECサイト運営状況を振り返る。しかし、同提携により「売り上げを伸ばして、強力なコミュニケーションツールを備えたECサイトにする。ECサイトで注文した商品の自宅以外でのピックアップサービスや、ビデオコンテンツを含むエディトリアル、カプセルコレクションなども用意する。3〜4年以内にEC化率3倍を目指す。オンラインの売上高の80〜85%は、『ネッタポルテ』『マイテレサ(Mytheresa)』などサードパーティー(第三者)のECサイトが占め、20〜25%を「バルマン」公式サイトにしたい」と意気込む。

 YNAPのフランチェスカ・トランクィッリ(Francesca Tranquilli)オンライン・フラッグシップ・ストアーズ部門プレジデント代理は「ECサイトをモバイルフレンドリーにしたり、注文までのプロセスを簡易化するなど、カスタマーサービスを向上させる。対応言語、通貨、支払い方法を追加し、よりローカライズされたECサイトに進化させる」と話す。YNAPのオンライン・フラッグシップ・ストアーズ部門は「マルニ(MARNI)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「モンクレール(MONCLER)」「アルマーニ(ARMANI)」や、ケリング(KERING)傘下のブランドのECサイトを多数運営している。

 「バルマン」は4月にミラノにオープンした旗艦店に続き、オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターが手掛けた旗艦店を2019年初めにパリにオープン予定だ。「バルマン」は8月下旬に香港、9月にマイアミ、10月にラスベガスなど、今後3〜4年で30〜40店舗をオープンするが合計50店舗までにとどめるという。その他、ローマ、ロンドン、アジアの都市で新店舗を検討中だ。

 現在の「バルマン」の3大主要市場はアメリカ、イタリア、フランスだが、アクセサリー発売に合わせてアジア市場での成長を見込む。また、東欧も近年急速に成長を遂げている市場だという。