化粧品や美容専門学校などを展開するハリウッドが創業100周年を迎えました。ハリウッドの歴史は、創業者の牛山清人(ハリー牛山)氏が映画俳優を志してハリウッドに渡ったことから始まります。渡米した1916年ごろは、東洋人が映画俳優になるには狭き門で、当時活躍していた早川雪洲の付き人となり、スタントマンを務めたり、自らメイクを施し映画に出演していたそうです。
残念ながら俳優としての芽は出ず、メイクの腕を買われ、次第にメイクアップアーティストとしての仕事が増加。マックス・ファクター(Max Factor)に弟子入りし化粧品の成分やメイク技術に磨きをかけメイクアップアーティストとして順調にキャリアを積んでいました。友人にはチャーリー・チャップリン(Charlie Chaplin)もいたそうです。1923年に関東大震災が起こり、早川氏やチャップリンの勧めと「国に帰って何か役立つ仕事がしたい、東京の人々に活力を取り戻したい」という思いもあり帰国。ハリウッドでの経験から社名をハリウッドに決めたそうです。
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