数年前から微細藻類から石油に替わる原料を抽出する技術に注目しています。J-POWERなどは微細藻類から石油由来の燃料に替わるSAF(持続可能な航空燃料)を作る研究を長く続けていますし、微細藻類の可能性を大いに感じています。石油の代替エネルギーとして化粧品に活用し始めているブランドも出てきています。
先日、「藻活プロジェクト」始動の発表会に出席してきました。海藻・微細藻類など藻類の可能性を拓き、魅力を届ける多業種11社が連携して、藻類の魅力を発信していくものでした。参画企業は、サプリメントなどインナービューティ関連で化粧品業界でも馴染み深いユーグレナやサン・クロレラをはじめ、ピエトロやニコニコのり、フジッコといった食材を扱う企業を中心に組織しています。
藻活という言葉は、ユーグレナが商標登録をしていたそうなのですが、藻の魅力を広く発信するには、1社では限界があるとさまざまな会社に投げかけプロジェクトが発足したとのこと。同社の社長は「藻活のムーブメントを起こしたい」と意欲を燃やしていました。具体的なプロジェクト内容は、情報発信サイト「藻活.jp」を開設し、参画企業が監修した藻類を使用したレシピ紹介や日々の生活に役立つ情報を発信。参画企業が展開する製品に「藻活」マークを掲示し、気軽に藻活ができ、安心して選べる目印に。レストランで藻活メニューの展開や「#藻活」でSNSキャンペーンなどを実施。といった計画があります。
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