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米「WWD」、9月に「WWDタイランド」をローンチ 日中韓に続いてアジアでさらにブランドを拡大

米「WWD」などを擁するフェアチャイルド・メディア・グループ(FAIRCHILD MEDIA GROUP以下、フェアチャイルド)は、タイのデジタルメディアおよびインフルエンサーマネジメント企業デジゼン(DIGIZEN)と提携し、9月に「WWDタイランド(WWD THAILAND)」を立ち上げる。ウェブやSNSを中心に現地およびグローバルなファッション、ビューティ、小売業界のニュースを提供するほか、イベントなども開催する予定。なお「WWD」は「WWDJAPAN」に加えて、中国で「WWD CHINA」を、韓国で「WWD KOREA」を展開している。

フェアチャイルドのアマンダ・スミス(Amanda Smith)最高経営責任者(CEO)は、「東南アジアのファッションやビューティが急激にその影響力を高める中、タイに『WWD』ブランドが進出するのは自然な流れだ。『WWDタイランド』チームは、現地および地域の豊かな業界ナレッジやリレーションシップをグローバルなファッションの対話にもたらしてくれるだろう。今回のパートナーシップにより、さらなる可能性の扉を開けることをうれしく思う」と語った。

デジゼンのアリ・ツィアニ(Ali Ziani)CEOは、「『WWD』はファッションビジネスのジャーナリズムにおいて、絶対的な基準となっている。当社のローカル市場に対する深い理解と、『WWD』の比類のないエディトリアルやレガシーを組み合わせ、世界でリスペクトされている『WWD』ブランドをタイ市場でも提供できることを大変うれしく思っている」と述べた。

米「WWD」とデジゼンについて

米「WWD」は、1910年にフェアチャイルドが創刊。100年以上にわたり、ファッション業界紙として信頼性の高いニュースやコンテンツを提供しており、現在は世界で毎月およそ1000万のユーザーにリーチしている。なお、その日本版であるファッション業界専門紙「WWDJAPAN」は、1979年にINFASパブリケーションズが創刊した。

デジゼンは、タイ・バンコクで2011年に設立。タイ版の「エル(ELLE)」「エル・メン(ELLE MEN)」「ハーパーズ バザー(HARPER'S BAZAAR)」「エスクァイア(ESQUIRE)」などを運営するほか、インフルエンサーマーケティングなどを行っている。

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