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連載 エディターズレター:MARKET VIEW 第51回

地球温暖化でトレンチコートから袖が消えた

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「春の夜(よ)の夢」――。

短くはかないものの意味で昔から使われる慣用句です。「平家物語」の「ただ春の夜の夢の如し」がよく知られていますね。一説によると、咲いてすぐに散ってしまう桜から生まれた言葉のようです。日本人の人生観や生活感には桜が深く根付いています。

ファッション業界では近年、春物商戦が「春の夜の夢」のように短くはかないものになってきました。

トレンチコートはライナー付きであれば冬でも着ることができますが、最も活躍するのはやはり春と秋。特に今の季節、モコモコのダウンコートや厚手のウールコートから、薄手で軽いトレンチに衣替えすると春の訪れを感じます。

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