
今回の出張、最後の目的地はオーストラリアのメルボルン。「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」が公式タイムキーパー、そして「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」がタイトルスポンサーを務めたF1メルボルンGPを取材してきました。上の記事にある通り、「タグ・ホイヤー」や「ルイ・ヴィトン」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンは、F1とグローバル・ラグジュアリー・パートナーシップ契約を締結。契約期間は、今年から10年間です。情報筋は、契約料は年間1億ドル(約148億円)相当と推定しています。
ご存知の通りF1のルールは明快、最初にゴールしたドライバーのチームが優勝です。しかし、そこに至るには数々のドラマがあります。例えば昨日の決勝では、地元メルボルンのファンの期待を一心に背負っているオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が優勝さえ狙える位置から雨の影響でコースアウト。場内には叫び声が響きましたが、なんとかコースに復帰すると今度は大きな拍手が湧き起こります。F1観戦は初めての私でも、叫び、湧き、拍手を送っていました。「タグ・ホイヤー」のアントワーヌ・パン(Antoine Pin)CEOは公式タイムキーパーに復活した理由について、こうした「モーメントに寄り添うブランドでありたい」と話します。むろん、公式タイムキーパーとしての正確性も伝えるべき1つの要素ですが、究極の2択を迫られたら選ぶのは正確性ではなく、モーメントでしょう。
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