ビューティ

「リファ」がヘアケア関連の売上高40%超増と絶好調 原点の美容ローラーも「売り切って終わったわけじゃない」

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PROFILE: 加藤寿恵/MTG執行役員BEAUTYマーケティング本部長

加藤寿恵/MTG執行役員BEAUTYマーケティング本部長
PROFILE: (かとう・かずえ)MTG2010年入社。「リファ」の草創期からブランド開発に携わり、美容ローラー「リファカラット」を大ヒットに導く。13年からブランドマネージャーとして国内外のブランド成長の展開を推進。現在は執行役員として、美容ブランドの商品企画からマーケティングを統括する

MTGの「リファ(REFA)」は、ヘアドライヤーやヘアブラシなどヘアケアアイテムの2024年9月期の売上高が前期比40%超増とけん引し、全体の売上高も同19%増の718億円、営業利益が同10%増の39億円と増収増益と攻勢が続いている。美容師と共同開発するヘアドライヤーなどは、ヘアサロンなどプロフェッショナルから支持を得ているほか、自宅でもサロンクオリティーの仕上がりが可能と多くの人を魅了する。「リファ」をはじめとするビューティブランドを統率する加藤寿恵MTG執行役員BEAUTYマーケティング本部長に「リファ」の未来像を聞いた。

WWD:ここ数年「リファ」のヘアケアアイテムが好調だ。

加藤寿恵MTG執行役員BEAUTYマーケティング本部長(以下、加藤):24年9月期の「リファ」の売上高は前期比22%増の514億円と過去最高を更新しました。特にヘアケア関連が同40%超増と伸長。24年10〜12月期の売上高も前年同期比45%増の182億円(全社売上高は同38.6%増の236億円)と過去最高を記録しました。ヘアドライヤーは19年から扱っていますが、美容師の声を反映して製品化しプロの技術が自宅で簡単に再現できる点、一般的にピンク系が多かったドライヤーの中で白や黒などのカラー展開、洗練されたデザインなどが支持される一因だと分析しています。

WWD:付加価値の高い製品作りを徹底する。

加藤:「リファ」のドライヤーは4〜5万円と安価ではない中で、美容師が認める機能性や技術力、デザインに加え、メンテナンスのしやすさなどユーザビリティも重要視しています。毎日使用するドライヤーだからこそ高機能でデザイン性の高いものを消費者が望んでいますし、それを美容師や美容のプロのサポートで実現していることで、美容師・ヘアサロンと共に成長できていると思っています。

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