ビジネス

イトーヨーカ堂が撤退した衣料品平場をアダストリアが改革 6月までに64店に導入

アダストリアは2月15日から、総合スーパーのイトーヨーカ堂(以下、ヨーカ堂)にヨーカ堂専用のアパレルブランド「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」を供給し、販売している。セブン&アイ・ホールディングス傘下のヨーカ堂は、長年の低迷を受けて2023年3月に自前でのアパレル事業から撤退すると発表していた。まずはヨーカ堂の木場店(東京)、立場店(神奈川)の2店に売り場を設けており、6月までに順次64店に拡大していく。

アダストリアでBtoB事業を手掛けるビジネスプロデュース本部が商品を企画・生産し、ヨーカ堂に供給する。売り場の空間演出や販促もアダストリアが手掛け、ヨーカ堂スタッフに向けた接客研修、商品説明会も行うなど、商品だけでなくサービスも含めてアダストリアがノウハウを提供する形。「データ分析を踏まえ、MD計画もサポートする。モデルとなる店舗では、アダストリアのスーパーバイザーがOJTを行う」(アダストリア広報担当者)。

アダストリアは「ファウンドグッド」の売り場開設に先駆けて、ヨーカ堂での商品動向をつかむために、昨年末に「スタディオクリップ(STUDIO CLIP)」のフランチャイズ店舗をヨーカ堂内に出店していた。「同店の売り上げは好調で、(ヨーカ堂としては)比較的若い30〜40代の客の取り込みにつながっている」(同)と手応えを得ている。

6月までに順次導入する「ファウンドグッド」の売り場は約330〜990平方メートル。モデル店舗となる木場店などは内装、照明、什器などのフル改装を行った。フル改装を行う店舗と、既存什器のまま商品のみ供給する店舗とで売り上げの比較などを行い、今後効率の高い売り場作りにつなげていく。

売り場の商品構成はウィメンズ45%、メンズ25%、キッズ5%、服飾雑貨20%、生活雑貨5%。価格帯はボトムス2900〜4900円、ブラウス1900〜3900円、カットソー900〜4900円、アウター3900〜9800円。

アダストリアは22年9月から、商業施設のゆめタウンを運営するイズミと組み、衣料品平場の刷新を進めてきた。関与している売り場面積が平均66平方メートルというイズミに対し、ヨーカ堂はかなり大型であり、関わり方もより深いものになるようだ。「総合スーパーの多くが衣料品平場に課題を持っている。当社がBtoB事業を拡大していく中で、総合スーパーの衣料品平場刷新の事例を作り、業界活性化につなげていきたい」(同)。

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