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「トム フォード」2015-16年秋冬ロンドンメンズ シンプル&ミニマルなスタイルにのったグラフィカルパターン

 「トム フォード」の2015-16年秋冬コレクションは、きわめてシンプル。スーツはノッチドラペルが小さく、肩も芯地を最小限にとどめたコンパクトフィット。シルエットは丈を短く、フィットには若干のゆとりを与え、今回は真骨頂のダンディズムやセクシネスと一定の距離を置いた印象だ。合わせたのは、同じく襟の小さなホワイトシャツと、いつもより一回り小さいネクタイ。クロップド気味で細めのパンツと、シンプルなテニスシューズとのスタイリング含め、全体的に若々しくスポーティで、どことなくノームコアだ。ちなみに、テニスシューズはイブニングウエアにも組み合わせている。

 強いショルダーラインやビッグラペルに代わり、「トム フォード」らしい男としての「自信」を表したのは、グラフィックだ。フォーマルとイブニングで特徴的なのは、ギンガムチェックに代表される格子柄のバリエーション。あるジャケットは格子柄が大小さまざまに変容し、別のジャケットでは水玉と組み合わされるなど、実にオプティカル(視覚効果の高い)コレクションに仕上げた。

 カジュアルでは、ムートンやボアなどのボリューム素材を多用し、シルエットで男性の存在感を強調する。