ファッション

ユナイテッドアローズ、23年3月期は既存店回復に注力

 ユナイテッドアローズの2022年3月期は、売上高が前期比2.7%減の1183億円、営業損益が16億円の黒字(前期は66億円の赤字)、純損益は7億円の黒字だった。コロナ禍前の19年度比では売上高が24.8%減と回復が遅れている。コロナやコスト増といった外的要因に加え、UAの主力領域であるビジネスカテゴリーの不振が続く中で、「カジュアル商材の領域に振ったものの、お客さまにフィットする商品提供ができなかった」と松崎善則社長執行役員CEO。

 23年3月期は、既存店の回復に注力する。そのために22年4月1日付けで大規模な組織改編を行った。事業別に区分していた機能を集約し、商品力・販売力の向上につなげる。松崎CEOは、「当社の接客を通じて買い物が特別な時間になるような“感動”を提供することが使命だ。当社の強みを圧倒的なものにしていく」と話した。

 商品面では「社内で類似商品が増えてきた」という反省点から、横連携を生み出し各事業のポジションを明確化させる。また、人事制度の改定など従業員の満足度を高めて、販売力の底上げにつなげるほか、3月に実施した自社ECサイトのリニューアルを皮切りにOMOの取り組みを進め顧客とのエンゲージメントを高めていく。松崎CEOは、21年に始動したEC主軸の「シテン(CITEN)」やユーチューバーと組んだ「マルゥ ユナイテッドアローズ(MARU UNITED ARROWS)」への手応えを語り、これらに続く新たな顧客層獲得に向けたブランドおよびレーベルの立ち上げも計画するという。

 23年3月期の業績予想は、売上高が1300億円(前期比9.8%増)、営業利益48億円(同185.2%増)、純利益30億円を見込む。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“衣食住働遊”を掲げ、5年で売上2.5倍! 躍進するスノーピークの秘密

5月23日発売の「WWDJAPAN」は、スノーピーク特集です。アウトドアメーカーとして知られる同社は、今最も勢いのある企業のひとつ。コロナによる自然回帰の流れもあり、2021年12期の売上高は過去最高の257億円を達成し、ここ5年で2.5倍に成長しています。キャンプ道具だけでなく、アパレルや住まい、温浴施設、オフィス開発など、“衣食住働遊(どう・ゆう)”を掲げた多様な事業でアウトドアの価値を発信し…

詳細/購入はこちら