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私たちにライブコマースができない理由 エディターズレター(2021年4月12日配信分)

※この記事は2021年04月12日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

私たちにライブコマースができない理由

 「ファストリの回しモンか!?」と思われてしまうかもしれませんが、「ユニクロ」の「+J」、そして「GU」の「アンダーカバー」コラボについては、発売前にサンプルをお借りして、デザイナーのバックグラウンドやコレクションに込めた想いも語りながら、私と五十君副編集長がモデルになって商品まで紹介するライブ配信に挑戦しています。

 過去2回の「+J」、そして「GU × アンダーカバー」と回数を重ねるごとに、上手に立ち振る舞えるようにはなりました。先週の配信は、同時視聴者数も多く、私は不要論を叫び続ける覚悟の「低評価ボタン」も、それほど多くはありませんでした。ちなみに2回目の「+J」については、「高評価」が70に対して「低評価」も50(苦笑)。トホホであります。

 低評価の理由は、わかっているんです。商品名だってちゃんと言えないし、洋服についても大して語れない。つまりグダグダ。改めてライブコマースに携わる皆さんやYouTuberって、スゴいなぁ、と思います。そして、その反省に立ち返り、配信方法を工夫して、ブラッシュアップを続けるワケですが、究極「洋服について、大いに語る」は永遠にムリだろうな、って思うのです。

 だって私たち、洋服、作ってないのですから(開き直りました)!!もちろん取材はしていますが、我々の視点はモノではなく、基本的にはニュース。サンプルだって配信当日に届き、本番数時間前や数十分前にはじめて確認するのですから、語れることはたかがしれています。作っている皆さん、ブランドに携わっている皆さんには、逆立ちしたって叶わないのです。

 美容機器のヤーマンはライブコマースについて、いや、そもそも「産地直送」と主張します。産地、すなわち会社であり、ブランド、製品が生まれたところから、直接、送り届けることが大事と言うのです。その意味において、私たちメディアは、永遠に商品の「産地」にはなれない。だから「洋服について、大いに語る」やライブコマースは、永遠にムリなのです(完全に開き直りました)。でも、真実を語っていると思います。ビューティに比べるとOEMに依存気味なアパレルがライブコマースに前のめりになりきれないのは、産地の問題も大きいのでは?いかがでしょうか?

 というワケで、「産地」の皆さんにはぜひ、ライブコマースに挑戦していただきたい!そして、「産地」じゃないところで働いている皆さん、「直送」が許されないラグジュアリーの皆さんとは、リアル店舗の活用も含め、弱点を補ったり代替できたりの手段を考えたい!来週に迫ったNEXT VISIONのビジネストレンドPart2では、そんなメッセージを、上述のヤーマン、そしてベイクルーズと一緒にお届けします。

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