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雑談のような応酬が実り多き時短 エディターズレター(2021年1月29日配信分)

※この記事は2021年01月29日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

雑談のような応酬が実り多き時短

 「仲良くなれそうだな」、もとい「仲良くなりたいな」と思う人はたくさんいますが、筆頭のお一人は、「WWDJAPAN.com」でもお馴染み“日本で一番アパレル販売員を取材しているライター”の苫米地香織さんです。

 リンク1本目の記事を読んでいただければ、苫米地さんの魅力はすぐに理解できると思います。「取材」というより、半分「おしゃべり」。いや「おしゃべり」しながら「取材」ができちゃってるカンジです!!そして、その「おしゃべり」が楽しかったら「みんなに伝えたい!」との思いに駆られて、記事になっている。だから記事も面白い!!勝手ながら、ウマが合いそうなんです(笑)。1本目の記事から抜粋しますと、「ほう!結果は?」なんて質問や、「私自身は目標を立てて行動することが苦手です(苦笑)。」なんて取材者の告白は、フツー文字になって記事に残りませんからね(笑)。いやぁ、その懐に飛び込んでいるカンジと、ゆえに掻き立てられた情熱をしっかりアウトプットできている構成力が素晴らしい!一度、苫米地さんの取材に同行したいと思います。

 振り返れば、私の取材も同行してくれた後輩から「雑談みたいですね」と評されます。事実雑談も多く、本当に仲の良い人に取材すると1時間のうち50分は雑談してしまい、ラスト10分で慌てて「で、どうなの?手短に教えて」なんて事態に陥ります。一番聞きたかったことを「手短に」なんて本末転倒、お恥ずかしい限りです。でもまぁ、その雑談で気づくことも多いし、雑談できる間柄になれば次につながるし、楽しい時間は前に進む原動力になるし「ま、いっか」って思っています。後輩の取材に同行するときは度々、「今日は、隣で笑っているだけだからヨロシク」と伝えますが、結局「え~、どういうことですかぁ?」なんて“しゃしゃり出て”しまい、「あ、ごめんなさい」と後輩にバトンをパスし直すこともしばしばです。

 楽しい取材、実り多きミーティングほど短時間で終わるのは、私だけでしょうか?楽しいインタビューは、30分も頂戴できれば聞きたいことは全部聞けるから満足できます。そんな時の原稿ほど面白いのも事実です。以前、他媒体ではありますが、時をかけるデザイナーのインタビューに1時間をいただいたとき、私は30分で切り上げました。満足顔の私を尻目に、日本のPRチームはもしかしたら「もう終わり!?大丈夫??」と思ったかもしれませんが、あの時の原稿はなかなかの出来栄えで、どこからも、ほとんど赤字は入りませんでした。ミーティングも同様です。最近、隣のデジタル・マーケティング部の部長との会議なんかは15分で終了、なんてときも珍しくありません。前回は逆に遠慮して解決しない悩みをぶっ込み40分ほどかかってしまいましたが(苦笑)、雑談のようなペースで繰り広げられる会話の応酬が、取材やミーティングの時短に繋がっているのでしょう。

 “きっちり”タイプの記者の取材に同行すると、流れを遮るように唐突(でも本人は、事前にしっかり準備しているワケですが)な質問に驚く一方、そのまま核心に踏み込む勇気には感心するなど、気づきがいっぱいあります。皆さんの同僚は、いかがでしょうか?接客はもちろん、会議、報連相、電話、メール、同僚とのコミュニケーション。観察すると気づくことって、たくさんありますよね。

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