ファッション

「LV」のショーはサマリテーヌ跡地の最上階で開催 2021年春夏パリ・コレクション

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は2021年春夏パリ・ファッション・ウイーク最終日の10月6日15時(日本時間22時)、05年に安全上の理由で閉店した老舗百貨店サマリテーヌ(LE SAMARITAINE)跡地でニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターによるショーを開催する。

 パリ市街中心部に位置するサマリテーヌは、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が01年から所有しており、21年初旬に新たな複合施設としてオープン予定だ。ショーは、“ラ・ロトンド(La Rotonde)”と呼ばれるガラスドームを有した見晴らしのいい同複合施設の最上階フロアで開催される。

 ショーは200人規模で2回にわたって行われる予定で、フロントローのゲストの一部にはショーを体験するための専用デバイスが配布される。一方で、インスタグラム(INSTAGRAM)をはじめとしたオンライン上のプラットフォームで配信されるライブショーにも趣向を凝らしているという。

 マイケル・バーク(Michael Burke)=ルイ・ヴィトン会長兼最高経営責任者は、「サマリテーヌは19世紀から存在するパリの歴史的なランドマークだ。今回のショーはまたとない経験になる。ジェスキエールは長い間ファッションについて思いを巡らせてきた。限られたファッション業界のプロだけではなく、ショーを一緒に見たいと願う世界中の人びとも参加できる素晴らしい試みになる。一般の人びとに向けたショーを行うためには、ストーリーをわかりやすく説明する必要がある。今回のショーでは、オーディエンスが求めている膨大な情報をまとめ上げた技術が披露される。ただの見せかけではなく、人びとを夢中にさせるようなものを作りたかった。近年はパリのルーブル美術館内外でウィメンズショーを開催しているが、今シーズンは一旦休止といったところだ。21年はまたルーブル美術館で開催するだろう」とコメントした。

 ジェスキエール率いる「ルイ・ヴィトン」は、17年春夏シーズンにヴァンドーム広場の旗艦店でオープンに先駆けてショーを開催し、15年春夏シーズンにもフランク・ゲーリー(Frank Gehry)が設計した美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)」でオープンを前にショーを開催している。

 サマリテーヌはLVMH傘下の免税店、DFSのパリ旗艦店のほか、同じく傘下の高級ホテルであるシュバル ブラン(CHEVAL BLANC)、ショップ、レストラン、オフィス、低所得者向け住宅、デイケアセンターなどが入った複合施設として生まれ変わる。新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で、20年にオープンの予定が21年初旬に延期された。

最新号紹介

WWD JAPAN

デジタルコマース特集2020 コロナで変わったもの/残すべきもの

「WWDジャパン」10月26日号は、デジタルコマース特集です。コロナ禍でデジタルシフトが加速し、多くの企業やブランドがさまざまなデジタル施策に注力していますが、帰るべきものと残すべきものの選別など、課題が多いのが現状です。今年はそんな各社の課題解決の糸口を探りました。巻頭では、デジタルストアをオープンしたことで話題の「シロ(SHIRO)」の福永敬弘=専務取締役やメディアECの先駆け的存在「北欧、暮…

詳細/購入はこちら