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「ルイ・ヴィトン」20-21年秋冬キャンペーンはニコラ・ジェスキエールが撮影 デザイナー自らカメラを持つ

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターが、2020-21年秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルの撮影を手掛けた。

 ジェスキエールは今回自らカメラを持つことについて、「及ばずながら以前から挑戦してみたいことだった」と述べ、「ブランドに新しい視点を加えられたら面白いと考えた。そしてブランドは、私という若手フォトグラファーに任せるというリスクを負ってくれた」と語った。

 カテゴリーを超えたコミュニケーションによる一貫したキャンペーンにするべく、マイケル・バーク(Michael Burke)=ルイ・ヴィトン会長兼最高経営責任者とデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイス・プレジデントに今回の提案を自ら持ちかけたという。「私は彼らに『きっとやれると思う』と伝えた」と明かした。

 駆け出しの頃には自身の作品を撮影したり、古い「ライカ(LEICA)」で個人的な写真を撮ってきたという。「成熟と経験を経て、自信を持って新しいポジションを担うことができるようになったのだと思う」と語った。

 また同キャンペーンは多彩なモデルを起用している。キャスティングされたのは、年内公開予定の「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(No Time to Die)」に出演するフランス出身の俳優、レア・セドゥ(Lea Seydoux)やイギリス出身の短距離選手のディナ・アッシャー・スミス(Dina Asher-Smith)、トランスジェンダーモデルとして活躍するクロー・キアン(Krow Kian)、俳優のステイシー・マーティン(Stacy Martin)、ベルギーを拠点にする歌手のルース・アンド・ザ・ヤクザ(Lous and the Yakuza)、モデルのマリアム・ド・ヴァンゼル(Mariam de Vinzelle)といった面々だ。

 撮影中も、キャストの性格や表現方法を探るためにジェスキエールはたびたびメイク室に入り込んで会話をしていたという。また撮影を終え、「『ルイ・ヴィトン』にとってハンドバッグがどれほど重要で大好きだと思っていても、それをビジュアルで表現するのは難しい」と感想を述べた。レア・セドゥを写したビジュアルでは手を頭の後ろに組むことで笑顔とポーズで楽しさを表現しながら、モノグラムの“ドーフィーヌ”バッグを肘にかけて見せる手法を発見したという。

 ほかにも、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエィティブ・ディレクターも21年プレ・スプリング(リゾート)コレクションのキャンペーンビジュアルの撮影を自ら手掛けている。