ビジネス

「キャス キッドソン」日本法人が破産 新型コロナが打撃に

 英ブランド「キャス キッドソン(CATH KIDSTON)」の日本法人キャスキッドソンジャパン(東京、ジェニー・ユウコ・ワカナ社長)は22日、東京地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は債権者約400人に対して約60億円。新型コロナウイルスの影響で事業の見通しが立たなくなり、今回の措置に至った。

 同ブランドの日本事業は2010年までユナイテッドアローズが手掛け、11年からはサンエー・インターナショナルが引き継いだ。しかしサンエー・インターナショナルは親会社であるTSIホールディングスの不採算事業の見直しによって同事業から15年8月に撤退。以降は英国キャス キッドソン本社が全額出資するキャスキッドソンジャパンが事業を継承していた。

 「キャス キッドソン」は花柄プリントのファッションアイテムやホームファニチャーで知られるライフスタイルブランド。日本では百貨店やショッピングセンターで44店舗を運営していたほか、ECでも販売されていた。

新型コロナウイルスの最新記事はこちらから

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬パリコレ特集 デザイナーたちからの提案「何気ない日常を特別に」

3月18日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬パリコレクション特集です。2月末から3月にかけて約100ブランドが参加して開催されたパリコレを現地取材し、その中で捉えた次なる時代のムード、デザイナーの視点をまとめました。ファッションデザイナーたちから届いた大きなメッセージは「何気ない日常を特別に」。戦争、物価高騰、SNS疲れと私たちを取り巻くストレスはたくさんありますが、こんな時代だ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。