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人材を「育てる」カルチャーは働きがいに直結 ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、さまざまな記事につぶやきを添えます。

今日のニュース:P.8『働きがいのある企業ランキング』

読み解きポイント:大切なのは「育てたい」と「育ちたい」の相思相愛

ニュースのポイント

 ファッション業界は“好き”が生かせる世界だが、労働人口の減少や価値観の多様化で仕事に対するアプローチも変化し、人材確保は業界最大の課題となっている。国内最大級の社員クチコミ数を有する「OpenWork」の協力でファッション業界における働きがいのある企業ランキングを作成。待遇の満足度、社員の士気、20代の成長環境、法令遵守意識など8つの項目の平均点を総合評価とした。

Azuはこう読む!

 社会人になってもうすぐ5年。勤めた会社は2社しかありませんが、どちらもとても濃い会社で私の社会人としての人格形成に大きく影響しています。1社目のセレクトショップでは8つの項目に則るならば「社員の士気」の大切さを学び、ファッションとITの領域で起業したベンチャー企業という2社目では「20代の成長環境」を得ることができました。

 記事中で表彰されている中で「働いてみたい!」と思ったのは、「20代の成長環境」が素晴らしいジーユーです。“全員経営” “完全実力主義”を実践し、20代にも店長や海外事業部などを任せることがあるそう。入社早々店長に抜擢するのは形だけなら簡単かもしれませんが、期待の人材が潰れないようにサポートする組織づくりがどれだけ大変か、想像に難くありません。「営業部と人事部、教育部で人材を常にウオッチし、才能を見逃さない仕組みができている」と断言できるなんて……惚れました!

 言ってしまえば20代なんてまだまだマネジメントされ慣れてもいないし、当たり前ですがマネジメントする側に立つには経験不足。自分がいきなり「人を動かす立場になれ」と言われても、きっと右往左往するに決まっています。若手に責任ある仕事を任せることができるのは、それだけ人を見る目があるベテランがいるからで、良い上司が良い部下を育て、その背中を見てまた良い上司が生まれていく……ジーユーにはその連鎖があるのだな、と思いました。

 年齢に関係なく実績次第でぐんぐん前に進める環境は、働くモチベーションを格段に上げてくれます。さらに、目標管理制度は「業績」と「人材育成・組織活性」の比率が半々に設定されているそうで、ただ「とりあえず数字だけ伸ばそう」という意識では上には上がれないことを明確に突きつけているのも魅力的。数字を達成するのは楽しいし快感ですが、その数字の意味を理解できていなければ、組織にとって必要な人材にはなれていませんからね。「育てる」カルチャーがあるかないかは、10年スパンで見た時に働きがいに直結していくと思っています。

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne