M&A
2025年も企業の合併や買収のニュースが多くあった。経営基盤の強化や事業の拡大のためのものもあれば後継者問題の解決に伴うものも。ファッション企業とビューティ業界の垣根がなくなっていく流れに注目だ。(この記事は「WWDJAPAN」2026年1月5日&12日合併号からの抜粋です)
記者はこう見る!

小田島千春/副編集長
2025年、印象に残った取材
大丸松坂屋百貨店の風土改革取材。もちろん経営層の協力があってだが、ボトムアップで社員数3700人規模の老舗企業の風土に“変化の兆し”が見られるようになった。覚悟を決めて、動くことが大事!
2026年、こんな取材がしたい
企業にビジョンと戦略があり、社員がそれを理解し、愛を持って仕事に取り組んでいるーそういう企業がどうやってその状態を作っているのか、取材したい。仕組みだけでもダメですよね。
ILLUSTRATION : UCA
プーチ傘下「ドリス」の成功に続くのは?
ロレアルの動きにも注目
ビューティ企業がファッションブランドを買収してうまくいったケースは、これまであまりなかったように思う(逆も然りだが)。「餅は餅屋」ではないが、LVMHのように上手にポートフォリオ経営できる企業はまれだ。
そんな中、私が注目しているのがプーチ(PUIG)だ。スペイン発の超老舗ビューティ企業で、2018年に「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」を買収。ブランドの存続と発展を願ってドリス(Dries Van Noten)本人が決めた売却先という認識だが、傘下にあるファッションブランド「ニナ リッチ(NINA RICCI)」や「ラバンヌ(RABANNE)」を見る限りでは、フレグランスビジネスほどの強みをファッションでは発揮できていない印象だった。ドリスの選択に「へぇ!」と思ったのを覚えている。
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