PROFILE: ハンナ・コールマン=ジミー チュウCEO

2026年に創業30周年を迎える「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」。グラマラスな美しさと実用性を兼ね備えたシューズを得意とする同ブランドは、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英皇太子妃が愛用したことをきっかけに注目を集め、現在では華やかなレッドカーペットやイブニングシーンを象徴する存在となっている。ポップカルチャーとの結びつきも強く、映画やドラマにもよく登場する人気ブランドだが、買収により親会社が何度も変わるなど紆余曲折も。近年はバッグやアクセサリーも手掛け、メンズを強化するなど領域を広げている。ブランド設立の直後に販売員として加わり、以来「ジミー チュウ」一筋でキャリアを積み重ねてきたハンナ・コールマン(Hannah Colman)最高経営責任者(CEO)に、ブランドの現在地や今後の戦略などについて聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年12月22日&29日合併号からの抜粋です)
WWD:「ジミー チュウ」でこれほど長く働いている理由は?
ハンナ・コールマン=ジミー チュウCEO(以下、コールマン):端的に言えば、変化に富み、毎日がエキサイティングだからだ。私が「ジミー チュウ」で働き始めたころは1店舗しかなかったが、今では世界に200店以上を構えている。アイコンであるウィメンズのシューズから始まり、アクセサリー、フレグランス、アイウエア、ジュエリーとカテゴリーを拡充していき、メンズも手掛けるようになった。私自身もブランドの発展とともにさまざまな分野で経験を積むことができたし、才能あふれるメンバーと日々仕事をする機会に恵まれている。また30年近く在籍しているので、ブランドや顧客を非常に深く理解している自信があり、愛着もある。チームとともに、これまで達成してきたことの数々を心から誇らしく思う。
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