来年1月開催のピッティ・イマージネ・ウオモのメインテーマが発表されました。前々回は「ラン」、前回は「バイシクル(自転車)」と続き、今季は「モーション」。より身体性に着目した概念的・哲学的なテーマで、どんな変化が生まれるのか期待が高まります。
ピッティといえば“テーラードの祭典”というイメージが根強くありますが、近年はライフスタイル領域への拡張を模索しており、会場構成やゲスト選定など、イベント全体を刷新しようとする動きが続いています。クラシック一辺倒ではなく、暮らしと装いの地続きの世界観まで踏み出している点は、今季さらにどんな進化を見せるのか注目したいところです。
一方、僕が別軸でピッティに可能性を感じているのが、「アフォーダブル・ラグジュアリー」という近年の潮流との接続です。アフォーダブル・ラグジュアリーとは、ラグジュアリーブランドの価格高騰を背景に、「手が届く」存在として注目を集めているゾーンで、「ガニー(GANNI)」や「トーテム(TOTEME)」がその筆頭として語られることが多く、「WWDJAPAN」は新たなブランドの発掘をがんばっているところです。
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