ビューティ
特集 ヘアケアのプレミアム化が業界を変える 第6回 / 全9回

ドラッグストアのヘアケア売り場 1500円旋風巻き起こる

有料会員限定記事

ドラッグストアのヘアケア売り場 1500円旋風巻き起こる

ドラッグストアのヘアケア売り場はここ5年でゴールデンゾーンの顔ぶれが変わり、ベンチャー企業が手掛けるプレミアムヘアケアブランドが占拠するようになった。時代のムードを取り入れた情緒的価値を重視する商品が軒並みヒットを飛ばし、存在感を高めている。メーカー間の競争は激しくなるが、ヘアケア市場の盛り上がりに期待がかかる。(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月27日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)

トモズ

トモズ

薄利多売から脱却し
潤沢な売り場に

トモズ

首都圏を中心に239店舗を展開する(2023年11月時点)ドラッグストアの「トモズ(TOMOD'S)」のヘアケア売り場の様相が変わったのはここ5年。取り扱う単価がこれまでの1000円以下から1500円程度まで引き上がり、高価格帯のヘアケア用品が棚の優位置に並ぶ。これらの売り上げ構成比はヘアケア全体の6割以上を占めており、客単価は2倍に上り、これまでの薄利多売の路線から脱却している。

ここ2〜3年、自分に合ったパーソナルユースが加速するとともに、新興メーカーから続々と登場するコンセプト重視でデザイン性豊かな高価格帯の商品が台頭。「機能訴求ではなく、エモーショナルな要素を取り入れた商品を手に取るお客さまが増加傾向にある」(相田知治トモズ商品部バイヤー)と、パケ買いも顕著だ。郊外店になると低価格で大容量の商品も継続して売れているが、総じてプレミアムヘアケアが売れているという。主に若年層の購入客が多いラゾーナ川崎店の売れ行きが好調だ。

この続きを読むには…
残り1662⽂字, 画像7枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

独立系クリエイティブ集団が台頭、クリエイターの新潮流を見る

5月13日号は、クリエイターを取り巻く新潮流を特集します。昨年7月17日に発行した「U30 クリエイター」特集に続き、その最前線を追いました。

冒頭では独立系クリエイティブチームにフォーカス。「クリエイティブアソシエーション」「クリエイティブエージェンシー」など、独自のスタンスを掲げてクリエイティブの可能性に挑む集団です。彼らの狙いは、クライアントとクリエイターが対等な立場でものづくりに向き合え…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。