ファッション
特集 販売員特集2023 第28回 / 全31回

仙台セレクトの雄リヴォルーション伝統の屋号「レクルールオム」を未来に繋ぐ山野嵩晃店長

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PROFILE: 山野嵩晃/レクルールオム店長

山野嵩晃/レクルールオム店長
PROFILE: リヴォルーションに入社して10年。セレクト業態の新店舗として、3年前に「レクルールオム」をオープンして以降、店長を務めながらバイイングを担当。同店は2021年、フロアを拡大している

リヴォルーションと言えば、仙台はもちろん、東北、いや全国区で有名なセレクトショップを束ねる企業だ。中でも「レクルールオム」は、創業当初から用いていた屋号。一時期は使っていなかった伝統の屋号を冠したセレクトショップを復活させた3年前、トップに就いたのが山野嵩晃店長だ。大学時代のアルバイトを経て、入社して今年で10年。入社して数年の頃から、バイヤーとしても活躍している。「安藤(俊夫)社長は、“任せる”がスタンスの人。“任された”からにはちゃんとやりたいという感覚で新しいことにも挑戦し続けている」という。(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月6日号から抜粋・加筆しています)

同店を「東京のショップとは違い、良くも悪くも“雑食”。『ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)』も『ダブレット(DOUBLET)』も扱う店は、そんなに多くないのでは?」と語る。「雑多な雰囲気は大事にしたい」からこそ、さまざまなブランドの魅力、洋服の楽しさを伝えるために「当たり障りのない万人向けの応対よりも、提案型の接客を心がけている」。

アウターを探しに来た買い物客にさえパンツを薦めることがあるし、お目当てよりもずっと似合っていると思えば別の商品を提案することも少なくない。「自社以外の他店からいらした方には、『このお店は、接客するんですね』と言われることもある。『なんか、良いのないですか?』という再来店が増えるとやり甲斐を感じる」と話す。「みんなSNSでいろいろ調べて来店するけれど、そのブランドしか見ていないのだとしたらもったいない。だから、こちらから提案するのは、店頭の役割だと思う」。「しっかりと提案する」接客は、首都圏から観光で仙台を訪れる来店客にも効果的。その後、定期的に来店するきっかけになる場合も多いようだ。

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