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マッシュHDが卓球女子・平野美宇選手の“美”をトータルサポートする契約を結んだ理由

 マッシュホールディングス(HD)はこのほど、女子卓球選手の平野美宇選手との“ライフスタイルパートナー”契約を締結した。契約は、「(同社の)ファッション、ビューティー、フード、スポーツといった事業領域を生かし、(平野選手の)ライフスタイルの充実をトータルでサポートする」というもの。11月26日、契約締結に関する記者会見を都内で実施した。

 会見で平野選手は、「スナイデル(SNIDEL)」のドレスをまとい、「トーン(TO/ONE)」でメイクアップをした華やかな姿で登場。「ファーファー(FUR FUR)」のドレスへの衣装替えも楽しんだ。ファッションコーディネートは「スタイリング/(STYLING/)」の白幡啓ディレクター、メイクは「トーン」ディレクターのRYUJI氏が手掛けた。平野選手は東京五輪への出場権争いの真っ只中。だが、近藤広幸マッシュHD社長とのトークセッションでは、スポーツ関連の質問は一切せず、「女性としての美や健康」に関する内容が占めた。

 近藤社長は、平野選手との契約を通じ、「新しい美の形を(平野選手と)共に楽しみながら表現し、世に発信していきたい」と意気込みを語る。スポーツアパレル企業がプロモーションの一環としてプロスポーツ選手と契約し、競技中に自社製品を身に着けさせたり、CMに出演させたりと、目に見えやすい形で発信するのは一般的。だが純粋なファッション・ビューティ企業が、スポーツ選手の「美と健康」をサポートする契約を結ぶ事例は珍しい。同社は2017年には、走り幅跳びパラアスリート、澤田優蘭選手を子会社マッシュスポーツラボの社員として迎え入れている。

 マッシュHDは今回の契約を通じ、普段はテレビ視聴者の目に届かない、平野選手のライフスタイルにアプローチする。五輪が近づき、視聴者の注目が出場候補選手に集まる中、メディアを通じて平野選手の姿が目に留まる機会も増える。日に日にきれいになっていく平野選手がSNSなどで話題となれば、自社の利益にもつながる。また、スポーツやウェルネスを通じて生き生きと輝く女性が増えることは、同社が世の中に発信しているメッセージとも重なる。

 平野選手のもとには、すでに「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」のパジャマが贈られ、「夜寝るときも身体が冷えずに、次の日のパフォーマンス向上につながっている」(平野選手)という。そのほかにも、日常でできるメイクアップの方法を指導したり、自然食カフェの「コスメキッチン アダプテーション(COSMEKITCHEN ADAPTATION)」で培った健康食のノウハウも提供したりと、幅広い事業領域を持つマッシュHDならではのトータルサポートを実施していく。

 平野選手は、「普段ダサいと言われることは多いけれど(笑)、もっとおしゃれな人間になりたいと思うようになりました。水分補給はスポーツドリンクばかりだけど、お水も飲んだほうがいい、その成分まで気を遣ったほうがいいことも知りました。普段からの心掛けで、外見も内面もきれいになっていきたいです」と話した。