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たった5分で髪の内部まで測定する「サロンラボ スマートアナライザー」 世界に先駆け日本で導入開始

 ヘンケル(HENKEL)が有するプロフェッショナル向けヘアケアブランド「シュワルツコフプロフェッショナル(SCHWARZKOPF PROFESSIONAL)」は、世界初の髪の内部を測定できる機器「サロンラボ スマート アナライザー」を7月30日から限定サロンに導入した。11月から本格導入を開始し、欧米では来年以降を予定する。

 この機器には毛髪内部のシステイン酸量(ダメージ値)と水分量を測定するための近赤外線センサーが内蔵されており、髪をはさみこむことで診断できる。これまで研究所に毛髪を送り、数日間かけて行っていた診断がサロンで行うことを可能にした。診断は「サロンラボ スマートアプリ」を用いて行う。お客自身が髪の長さや細さ、髪質など9つの問診に回答。その後美容師が機器を用いて左右と後頭部の毛束を挟み込んで測定する。問診から測定まで約5分で完了する。診断結果は膨大な参照測定結果を基にヘンケル ビューティーケア事業部門の科学者が開発した独自のアルゴリズムによって分析、処理され、グラフで表示される。6月に同ブランドから誕生した「ファイバークリニクス」から、最適なサロントリートメントとホームケアがわかる。

 先行導入している田中衛「ノラ ヘアサロン」「ノラジャーニー」総代表は「『私にとって何が合うの?』という質問は多い。これまでスタイリストが経験をもとに目視で行っていたものが、数値化されることで信頼度が増す。今美容業界は厳しい状況にありいろいろな差別化を図っているが、商品をサロンで購入してもらうこともそのうちの一つ。これを用いることでサロントリートメントにも、店販にもつながる」と話す。また短時間で診断が済むことも魅力だ。

 同ブランドは現在世界120カ国以上でビジネスを展開するが、中でも「サロンラボ スマートアナライザー」を日本で先行導入した理由として、他国に比べサロンでのサービスのレベルが高いこと、トレンドやイノベーションをいち早く取り入れていること、ヘアケアに対して一般の消費者が熱心であることをあげ、日本で成功できれば世界でも成功できると考えているという。

【エディターズ・チェック】
組み合わせることでオーダーメードができるサロントリートメントも増えている中、今回の機器の登場によってデータに基づくより最適化されたヘアケアが可能に。それでも好きな香りや自分がなりたい髪の質感は人それぞれだと思います。田中衛「ノラ ヘアサロン」「ノラジャーニー」総代表にそんなことを言ってみたら、「そんな時こそ、美容師に相談して経験に基づくアドバイスをもらってください」と言われました。理論的には最適かもしれないけれど、心理的にはそうとは限らない。デジタルの力を借りながらも美容師の経験値も絶対に必要で、そのコンバインが強みに。ヘアサロンでしかできないサービスが始まる予感がしました。