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プラダCEOの息子がリシュモン傘下の腕時計で登場 「パネライ」がプラダ所有のヨットチームをスポンサー支援

 コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHMONT以下、リシュモン)傘下でイタリア・フィレンツェ発祥の高級機械式時計ブランド「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI以下、パネライ)」は、プラダ(PRADA)が所有するヨットチーム、ルナロッサ(LUNA ROSSA)へのスポンサーシップ契約の締結を発表した。契約に際しては、「パネライ」のジャンマルク・ポントルエ(Jean-Marc Pontroue)最高経営責任者(CEO)と、プラダのパトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)CEOがサインを交換。14日に開幕した国際高級時計見本市、SIHH(SALON INTERNATIONAL DE LA HAUTE HORLOGERIE、通称ジュネーブ・サロン)で開いた会見には、ポントルエCEOと、パトリツィオCEOの子息、ロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)が登壇した。リシュモンとプラダという、2つのライバル企業の意外な形のコラボレーションだ。リシュモン主導のSIHHの会見の場に、「プラダ」のロゴ入りヨットのミニチュアが飾られた。

 「パネライ」は、ルナロッサのために時計を製作した。“ルナロッサ チャレンジャー サブマーシブル”は47mm径で300m防水の時計。カーボンファイバー製で軽く、衝撃にも強い。カーボンの黒がスポーティーかつモードなムードを醸し出す。ケースバックにはルナロッサを刻んだが、ここには「プラダ」のロゴはない。

 ルナロッサのチームは、この時計を身につけて19年10月に予選が始まり21年に本選を迎えるアメリカズカップに参戦する。「パネライ」はこれまで、アメリカズカップに参戦したアメリカ、日本のヨットをサポートしたことはあるが、ブランドの本拠地でもあるイタリアのチームをサポートするのは初めてだ。

 ポントルエCEOは会見で、「『パネライ』は、セーリングに通じる商品たくさん有している。アメリカ、日本のみならず、イタリアはもちろん大事な国。3年間のタッグを楽しみたい。同様にルナロッサを支援するプラダと(タイヤメーカーの)ピレリ(PIRELLI)とは情報交換を密にしている。これまではあり得なかったものだ」とコメント。ルナロッサのマックス・シレナ(Max Sirena)=スキッパー兼チーム・ディレクターも「2つのブランドにとっても、素晴らしい経験になると思う」と話した。

 ルナロッサのほか、アメリカズカップのスポンサー務める「プラダ」は、優勝チームに贈られる「プラダカップ」も制作している。登壇したロレンツォは、グループ内でデジタル・コミュニケーションの要職を担っている、ベルテッリCEOの後継候補だ。