ビジネス

ゴールドウイン中計目標を2年前倒しで達成へ 「ザ・ノース・フェイス」快進撃を受けて

 ゴールドウインの2018年4~9月期連結決算は、売上高が前年同期比16.2%増の334億円、営業利益が2.2倍の31億円だった。売上高は9期連続の増収、営業利益は4期連続の増益で上期の過去最高益を更新した。

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」などのアウトドア事業の売り上げが同26.7%増の234億円と引き続き好調に推移したことが大きな要因だ。「スポーツへの関心や、健康に対する指向の高まりの追い風をうまく受けることができた」と西田明男・社長は分析する。加えて、販売ロスの削減や原価率低減の取り組みなどにより、営業利益率が4.9%から9.4%と改善したことも成長を後押しした。

 今後も販売力強化のため、出店などの店舗投資を行う。同社が現在強化しているオリジナルブランド「ゴールドウイン(GOLDWIN)」初の旗艦店を11月8日にオープンする他、9月に新店を青山と札幌にオープンした「ウールリッチ(WOOL RICH)」は21年3月期までに10店舗までに拡大する予定だ。

 上期の好調を受けて通期の見込みを上方修正する。売上高が前期比13.6%増の800億円、営業利益が同28.1%増の91億円と、21年3月期に掲げていた中期経営計画の数値を2年前倒しで達成する見通し。これに伴い、中期経営計画の数値目標を売上高800億円から900億円に、営業利益65億円から110億円に上方修正した。

THE NORTH FACE x ビジネスの記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。