ビジネス

ゴールドウインの絶好調を支える「ザ・ノース・フェイス」 強みは日本企画の幅広い取り組み

 ゴールドウインの勢いが止まらない。同社の2018年3月期決算は、売上高が前期比15.6%増の704億円、営業利益は同81.6%増の71億円だった。売上高は8期連続の増収、営業利益は10期連続の増益で25年ぶりに最高益を更新した。同社の好調を支えるのはここ数年2ケタ成長を続けている「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」だ。ゴールドウインは1978年に「ザ・ノース・フェイス」の輸入販売を開始し、94年には国内商標権を買い取って、独自の商品開発を行っている。防寒着を中心としたアウトドアウエアに軸足を置きながらも、「ハイク(HYKE)」などのファッションブランドとのコラボレーションや、カジュアルに重点を置いた「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)」を通じてターゲット層の拡大を図っている。全国のショッピングセンターなどに直営店を数多く出店して消費者との接点を増やしていることも、商品が浸透した大きな要因だ。寒さが増すこれからの季節に目にすることが増えると思われる「ザ・ノース・フェイス」の近年の動向をまとめた。

街着として定着 ブームに危機感

アスレチック事業の中核ブランド確立が課題

ゴールドウイン2018年4〜6月期連結決算

ゴールドウイン2018年3月期決算

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。