ファッション
特集 “個性”が広げる百貨店の可能性 第2回

百貨店の主役の座 衣料品からラグジュアリーへ

有料会員限定記事

百貨店の主役の座 衣料品からラグジュアリーへ

大都市の旗艦店がインバウンド(訪日客)や富裕層の旺盛な消費で過去最高の売上高をたたき出す一方、地方都市では閉店が相次ぎ「百貨店ゼロ県」も増えた。強い店とそうでない店の格差は今に始まったことではないが、コロナ禍を経ての消費構造の変化によって明暗がはっきり分かれている。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月22日号からの抜粋です)

ラグジュアリー、化粧品、デパ地下

「令和の大改装」―。西武池袋本店の店内には、そんなコピーの赤いポスターやPOPが至るところに張り出された。空きスペースが目立ち、営業中の売り場でも「ファイナルセール」が大々的に開催中だ。

親会社だったセブン&アイ・ホールディングスは昨年9月、業績不振のそごう・西武を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却した。西武池袋本店には、フォートレスから同店の不動産を取得したヨドバシホールディングスの家電量販店が出店するため、百貨店区画は半分になる。2025年夏の全面開業に向けて広範囲で改装工事が進む。

この続きを読むには…
残り1591⽂字, 画像9枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026年春夏パリ・ミラノメンズコレ速報 ジョナサン「ディオール」に見る“ラグジュアリー新時代”

7月7日号の「WWDJAPAN」では、2026年春夏のミラノ&パリ・メンズ・ファッション・ウイークを速報でお届けします。ラグジュアリービジネスは停滞が続く中で迎えた今季のメンズ・ファッション・ウイーク。次のウィメンズで詳らかになるであろう“新時代”の到来を予感させる、前哨戦とも言えるシーズンとなりました。キーワードは「ラグジュアリーの再定義」。喝采を浴びたジョナサン・アンダーソンによる「ディオール…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。