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ラフ・シモンズが刷新に本格着手した「カルバン・クライン ジーンズ」が発売

 就任以来「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」の刷新を図ってきたラフ・シモンズ(Raf Simons)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーだが、デニムにも本格的に着手し、8月に「カルバン・クライン ジーンズ(CALVIN KLEIN JEANS)」の2018-19年秋冬コレクションを発売する。

 コレクションはトラックジャケットやウエスタンシャツ、カウボーイブーツ、キャップ、バンダナなどをそろえ、ラフが就任してから2年間でブランドのシグニチャーとして築いてきたカラーブロッキングやパッチワークデニム、そして刷新したロゴなどを各アイテムに施した。また、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のセルフポートレートをTシャツやスエットにプリントしており、ラフが「カルバン・クライン」で掲げてきた“アメリカーナ”というテーマに基づく、ユーティリティー、斜めに見たポップカルチャー観、ハイとローの融合を象徴するようなコレクションに仕上がっている。

 同コレクションはアメリカではノードストロム(NORDSTROM)、ロード&テイラー(LORD & TAYLOR)、メイシーズ(MACY’S)、ハドソンズ ベイ(HUDSON'S BAY)、「アマゾン(AMAZON)」など、ヨーロッパではアーバン アウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)、ギャラリー ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)、「エイソス(ASOS)」「ザランド(ZALANDO)」など、日本ではユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)、ビューティアンドユース(BEAUTY & YOUTH)、ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)など、百貨店やセレクトショップ、ECサイトで取り扱う。

 さらに「カルバン・クライン ジーンズ」は、元素周期表にインスパイアされたというフィッティングガイド「デニム インデックス(Denim Index)」を今秋に旗艦店や取扱店、ECサイトで採用する。実店舗ではデジタルサイネージやインタラクティブスクリーンで「デニム インデックス」を表示し、ウィメンズとメンズでそれぞれ11種あるサイズのうちからフィットするサイズを案内し、ECサイトではクイズ方式で自身にぴったりのサイズを見つけてくれるという。ウィメンズで1番細いスーパースキニーサイズは“001”というように、サイズ表示は3ケタの数字で、最初の2ケタで脚の形、最後の1ケタが股上のサイズを表す。「カルバン・クライン」が世界的にデニムのサイズを統一するのはこれが初めてのことだ。

 「カルバン・クライン」を擁するPVHコープ(PVH CORP.)は、「カルバン・クライン ジーンズ」と「カルバン・クライン アンダーウェア(CALVIN KLEIN UNDERWEAR)」のライセンス事業を持っていたワーナコ グループ(WARNACO GROUP)を13年に29億ドル(約3190億円)で買収した。スティーブ・シフマン(Steve Shiffman)=カルバン クライン最高経営責任者(CEO)は「『カルバン・クライン』は1978年に“デザイナージーンズ”というカテゴリーを作り出した。買収後、再び“デザイナージーンズ”ブランドとしての地位を取り戻すのに2年もの月日を要した。グローバルなフィッティングガイドを作り、素材、形、縫い目、ステッチなど全てを見直した。価格も少し値上げしたが大幅なものではない」と語る。

 「カルバン・クライン ジーンズ」の卸価格は15〜90ドル(約1650〜9900円)。中心となる小売り価格帯は北米で80〜90ドル(約8800〜9900円)、ヨーロッパでは100〜200ユーロ(約1万3000〜2万5000円)、アジアではそれより若干高い価格帯を予定する。

 また、コレクションラインの「カルバン・クライン 205W39NYC」は現在ニューヨークに1店舗構えているが、シフマンCEOは19年末までに2店舗目のオープンを考えており、ロデオドライブ、パリ、ロンドン、北京、そして東京が候補に挙がっていることも明かした。