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「5年間うつ病と不安神経症に苦しんでいた」 ケイト・スペードの自殺を受け夫が明かす

 ケイト・スペード(Kate Spade)の死を受け、共に「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を立ち上げた夫のアンディ・スペード(Andy Spade)が6月6日午後、声明を発表した。声明には過去10カ月間別居していたことや、ケイトが5年間にわたりうつ病と不安神経症に苛まれていたが自殺を図る兆候は全くなかったことなどが明かされていた。

 ケイト・スペードはニューヨークのパークアベニューにある自宅で首つり自殺で亡くなった。55歳だった。6月5日の10時20分ごろ家政婦が遺体を発見。同日に行われた記者会見で捜査当局は、現場には遺書が残されていたと発表したがその内容については公開を拒否した。しかし複数のメディアが、遺書はケイトの13歳の娘、フランシス・ベアトリクス・スペード(Frances Beatrix Spade)に宛てたものと報じている。

 ケイトの姉であるレタ・サッフォ(Reta Saffo)は地方紙「カンザスシティー・スター(Kansas City Star)」に送ったメールで、スペード一家はケイトを助けようと手を尽くしていたが、その成果は見られなかったと明かしている。しかし、アンディの声明ではそれとは異なる事実が述べられている。

 声明では「ケイトは世界で最も美しい女性で、これまで出会った人の中で最も親切な人だった。35年間ずっと親友であり続けてきた。彼女がいない人生なんて想像もできない。娘と私は彼女の死に絶望し、深く傷つき、今も心から会いたいと願っている。過去10カ月間にわたり別居していたが、数ブロック内の距離だった。ビー(ベアトリクスの愛称)は私たち2人のそれぞれと一緒に暮らし、実際に会い、毎日のように話をしていた。私たちは家族として多くの食事を共にし、一緒に休暇をとっていた。2人にとって娘が何よりも大切だった。法的に別居していたわけではなく、離婚について話し合ったこともなかった。親友として、最善の方法で問題を解決しようと努力していた。私たちは35年間一緒でお互いをとても愛していた。ただ少しの休息が必要だっただけだ。今報道されているものは全て嘘で、今私が述べたことだけが真実だ。彼女は過去5年間、うつ病と不安神経症に苦しんでいたが、積極的に助けを求めて定期的に医師の検診を受け、薬を飲んでいた。死の前夜に彼女と連絡を取ったときは、幸せそうに聞こえた。自殺の兆候も告白もなかった。あまりにも突然でショックな出来事だ。自殺をしたのは彼女ではなく、彼女が闘っていた彼女の中の悪魔だろう。麻薬摂取やアルコール乱用はなく、ビジネス上の問題もなかった。私たちは一緒に事業を創ることが大好きで、一緒に娘を育ててきた。私もまだ遺書を読んでいないが、娘に宛てられたプライベートな最期の言葉が、無情にもメディアによって報道されている事実にぞっとする。私が今1番心配しているのは、母を失うという想像を絶する悲しみの中にいるビーと彼女のプライバシーを守ることだ。ケイトはビーを心から愛していた」としている。

 葬儀についてはまだ詳細が決まっていないが、ケイトの家族は6月13日としている。