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サフィロ グループ、赤字が300億円超に拡大 「グッチ」との取引終了の影響色濃く

 「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」などのアイウエアを手掛ける伊サフィロ グループ(SAFILO GROUP)の2017年12月期は、売上高が前期比16.5%減の10億4700万ユーロ(約1350億円)、純損失は前期の1億4210万ユーロ(約183億円)から2億5160万ユーロ(約324億円)に拡大した。売上高の大きかった「グッチ(GUCCI)」とのライセンス契約が16年に終了したことや、伊パドヴァの物流倉庫のシステム不調によって納期遅れが発生したことで、厳しい結果となった。

 経営陣によれば、パドヴァ倉庫のシステムの不具合は解決され、18年からは通常操業となっている。それにより、1〜3月期のオーダーは伸びているという。「18年は不安定な業績となりそうだが、若干の売り上げ増ならば見込める。大きく売り上げを伸ばそうとは思っていない。事態がこれ以上に悪くなることはないだろう」と、ガード・グレスラー(Gerd Graehsler)最高財務責任者は語る。ただし、下期に向けて、ユーロ高は懸案事項でもあるとも述べた。

 「グッチ」とのライセンス契約は、予定よりも2年早く16年12月に終了した。同ブランドとは、引き続き供給契約は結んでいる。

 地域別で見ても、概ねどこも苦戦という結果だ。アジア太平洋地域は、売上高が同43.9%減と、急激な落ち込みとなった。同地域の売上高はグループ全体の6%を占める。北米売り上げは全体の40%以上を占め、前年からの落ち込みは17.1%だった。売り上げ全体の45%弱を占め、同社にとって最大の市場である欧州も同12.7%減だった。

 一連の納期遅れやライセンス契約に関する問題の責任を取って、ルイザ・デルガド(Luisa Delgado)前最高経営責任者(CEO)は2月末で辞任し、ユニリーバ(UNILEVER)出身のアンジェロ・トロッキア(Angelo Trocchia)が新CEOに就いた。