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「ザラ」がARアプリをローンチ 120店舗で試験導入

 「ザラ(ZARA)」はAR(拡張現実)アプリ「ZARA AR」を4月18日から2週間、試験的に120店舗で導入する。「ザラ」を擁するインディテックス(INDITEX)は同アプリの開発のために、ファッション雑誌「セルフサービス(SELF SERVICE)」の共同設立者でクリエイティブ・ディレクターのエズラ・ペトロニオ(Ezra Petronio)を招へいした。なお、アプリを導入する店舗は未定だという。

 アプリをダウンロードし、QRコードを読み取った上で、店舗に設置された3つの専用のグラフィックマークの1つにスマートフォンをかざすと、モデルのレア・ジュリアン(Lea Julian)とフラン・サマーズ(Fran Summers)が「ザラ」のルックを着て歩く映像が現実の空間に7〜12秒間投影される。アプリはSNSへの共有機能も備えており、ユーザーは3D映像を撮影してSNSに投稿することもできる。

 コンサルティング会社MHEリテール(MHE RETAIL)のジョージ・ウォレス(George Wallace)最高経営責任者(CEO)は、同社の動向について「『ザラ』が秀でている点は、長年業界のトップを維持しながらさまざまな支払い方法や店頭受け取りサービスを導入したり、紙のレシートをなくすなど革新を続けてきたことだ。AI(人工知能)の導入も倉庫のアプリケーションと店舗の両方で検討しているだろうと確信している。『ザラ』は粗利益を最大化するのではなく、顧客が望むものと、顧客がより多くの商品を買う方法を模索し、常にそれによって会社を動かしている。テクノロジーを活用し、店舗数を減らしつつ旗艦店の質を高め、規模を拡大することに注力している。トップにいることにおごらずそのビジョンを維持し、変化に合わせて集中投資することができているからこそ、市場で頭一つ抜きん出る
ことができるのだろう」と分析している。