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資生堂が国内生産強化で、那須に新工場を設立

 資生堂は、栃木県大田原市に新たな生産拠点「資生堂那須工場」(仮称、以下=那須工場)を設ける。2018年度中に着工し、19年度中の稼働を予定する。主に国内市場向けの中価格帯のスキンケア製品を年間約1億2000万個生産。投資金額は約300億~400億円となる。

 同社は、日本と中国、トラベルリテールを一つの市場と捉えたボーダレスマーケティングの展開を推進している。その中で、国内外の消費者による高品質なメード・イン・ジャパン製品の需要が拡大していることから国内生産拠点を強化する。那須工場は、土地面積が11万平方メートル、建築面積が3万8000平方メートルで、地上1階建て(一部複数階)となる。

 また現在、建設準備を進めている国内外に向けたスキンケア商品の生産を行う大阪新工場(大阪府茨木市)の生産能力も当初計画比2.1倍に引き上げるとともに、生産に必要な原料・容器の安定確保のためにサプライヤーとの協働を推進する。これらの取り組みにより、中長期的に安定した生産体制の確立を目指す。加えて、拡大する国内外での需要に迅速に対応するため、既存国内3工場の生産インフラや人員の増加による生産能力向上、委託生産の有効活用、主力商品の効率的な生産などにも取り組む。

 同社が現有する国内工場は、静岡県の掛川工場と埼玉県の久喜工場、大阪工場の3拠点。今回の那須工場と新大阪工場(大阪工場が移転)が加わることで4拠点体制となり、国内生産比率は現在の5割弱から、6割になる予定だ。