フォーカス

オランピア・ル・タンが「ユニクロ×ディズニー」との協業を語る

 「ユニクロ(UNIQLO)」は3月17日、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの協業企画「マジック・フォー・オール(MAGIC FOR ALL)」で、オランピア・ル・タン(Olympia Le-Tan)をデザイナーに迎えたコラボ商品を発売した。ミニーマウスとドット柄をテーマにしたコレクション「MINNIE MOUSE LOVES DOTS COLLECTION」はTシャツやポーチ、オランピアの代名詞でもある“ブッククラッチ”などがそろい、世界18カ国とオンラインストアで取り扱う。コラボコレクションのお披露目のために来日したオランピアに、「ユニクロ」とのコラボやディズニー映画、今気になっていることについて聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):お裁縫中のミニーが随所に登場するコレクションのテーマは?

オランピア・ル・タン(以下、オランピア):ミニーのワンピースが水玉模様になるまでのお話。無地のドレスに飽きて、ある日、自分で白いドットを縫い付けるの。水玉模様のワンピース作りに奮闘するミニーの色んな姿を、アニメのコマみたいに切り取ってTシャツやポーチに落とし込んだわ。

WWD:ディズニーとの協業はどのように進めた?

オランピア:ストーリーが決まったら、スタッフにポーズをとってもらい、写真を撮って、ディズニーがそれをもとにミニーのスケッチを描いてくれた。ミニーは時代によって見た目が違うから、アーカイブから企画にぴったりのミニーを探したわ。選んだのは個人的にもお気に入りの、初期のレトロなミニー。

WWD:どんなところにこだわった?

オランピア:「オランピア ル タン(OLYMPIA LE-TAN)」には欠かせない刺しゅうをたくさん入れた。フェルトのアップリケやステッチも、手作りのような可愛らしさでしょう?ハンドメードであることこそ、ディズニー映画の魅力だと思うの。昔の映像を見ていると1コマずつ繋げていた手作業の温かみが感じられるから、コンピューター制作のアニメーションよりも好き。

WWD:好きなディズニー映画は?

オランピア:「白雪姫」(1937)。オールドスクールでしょ。「不思議の国のアリス」('51)や「ファンタジア」('40)のクレイジーな世界観も素敵。

WWD:「ユニクロ」はパリでも人気?

オランピア:大人気!カシミアのニットを着ている人をよく見るよ。私はレギンスや「ユーティー(UT)」が好き。でもね、日本に来るたびに「ユニクロ」で大量に買ってお土産としてパリに持ち帰ってたから、フランスに上陸して欲しくなかったな(笑)。日本土産としてカンペキだったの。クリスマスプレゼントを全て「ユニクロ」でそろえたこともあったわ。

WWD:コラボをする上で心掛けていることは?

オランピア:基本的なことだけど、相手の企業やブランドのノウハウを最大限に生かした商品に、自分の個性を添えること。990円のポーチは「ユニクロ」でなければ作れなかったわ。

WWD:好きなことは?

オランピア:睡眠。寝るのが大好きなの。

WWD:2017-18年秋冬コレクションでは、デザインや演出を通して反トランプ・反排斥主義を訴えるブランドが多く見られた。ファッションを通して政治的メッセージを発信することについてどう考える?

オランピア:今、アメリカで起きていることについて私も思うことはあるわ。業界が一致団結しているのは素晴らしいことだけど、私自身はもっとささやかな方法で表現する方が向いているみたい。デザインのディテールに秘密のメッセージを含めたりね。「オランピア ル タン」の秋冬コレクションでも、ヒッチコック映画に登場する女性のスタイルを通してパワフルでセクシーな女性を表現したの。

WWD:有名なイラストレーターである父のピエール・ル・タンとは普段どんな話をする?

オランピア:「オランピア ル タン」のロゴもショップも、毎シーズンのプリントをデザインしているのは父だから、仕事の話が多いわ。待ち合わせにはいつも遅れて来るし、締め切りは守らないし、大変な人なんだけどね(笑)。彼も文句が多いけど、楽しんでやってくれていると思うわ。