岩手・盛岡にある「生活芸術」は、店以外にあるのはインスタグラム(Instagram)だけという知る人ぞ知る店だ。同店は、代表の小野公洋さんと妻の牧子さん2人で運営。小野代表は高校卒業後、レスリングの選手として活躍していたがけがを機に帰省し、学生時代に“本物のファッション”に出合ったセレクトショップ「ガルフ インテレクチュアル ギャラリー(GALF Intellectual Gallery)」に就職。そこでウィメンズのバイヤーだった牧子さんと出会い、小野代表も創業社長に見込まれ、バイヤーとしてパリでコレクションブランドを中心に買い付けていた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年2月23日号からの抜粋です)
SEIKATSU-GEIJUTSU(生活芸術)
住所:岩手県盛岡市上の橋町1-55 創業:2001年 店舗面積:約50㎡ 沿革:盛岡のセレクトショップ「ガルフ インテレクチュアル ギャラリー」でバイヤーとして活躍していた小野公洋・牧子夫妻が2001年に創業。バイヤー時代に培った審美眼と人脈を生かし、輸入代理店を通さずに直接デザイナーから買い付けしている 取り扱いブランド:「キャロル クリスチャン ポエル」「ブレス」「ウォルター ヴァン ベイレンドンク」「マリナ・イー(MARINA YEE)」など

小野公洋/「生活芸術」代表
作り手と着る人の“好き”をつなぐ
“コンセプチュアル・リテール・ショップ”
ところが、創業社長が亡くなり、扱うブランドもカジュアルなものに変化。ヨーロッパのデザイナーの洋服はダサいという風潮に違和感を覚えた2人は結婚を機に独立。小野代表は「自分自身の審美眼と責任で服を選び売る場所を持ちたかった」と当時を振り返る。「生活芸術」という名前は、友人の書道家の作品から。名前の響きと美しい書に魅了されたのが理由だ。店は、老舗の南部鉄器の窯元を改装してオープンした。同代表は、「洋服好きの2人が出会って、店名そのものを目標として歩んできた」と話す。好きなものだけを売り続ける“コンセプチュアル・リテール・ショップ”として25年間「生活芸術」を運営している。
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