ゴールドウインは、陸上・短距離走のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手(26)と「ゴールドウイン」ブランドで契約したと発表した。2月19日に東京・青山の同社で契約発表会に登壇したサニブラウン選手は「単にウエアの提供を受けるだけでなく、一緒に開発して僕も世界最速を目指したい」と抱負を述べた。
同社は富山県にある研究開発拠点ゴールドウイン・テック・ラボで、サニブラウン選手の身体や動きを解析し、新たにスプリンターへの知見を深める。ロードランニング市場において研究データを生かした製品開発につなげる。またサニブラウン選手の所属先で素材大手の東レとも組み、サポート体制を築く。ゴールドウインの渡辺貴生社長は「(最速を目指す)サニブラウン選手の挑戦をサポートするには、我々にとっても新しい挑戦になる」と述べた。
ゴールドウインは「ザ・ノース・フェイス(TNF)」「ゴールドウイン」などアウトドアスポーツ領域やウインタースポーツ領域で多くのアスリートと契約するが、陸上競技での契約は久しぶりとなる。かつては「ゴールドウイン」ブランドで陸上競技に取り組み、80年代から90年代にかけて活躍したやり投げの溝口和洋選手は同社の社員だった。「TNF」ではトレイルランニングで培ったシューズの技術力を応用し、マラソンなどのロード用ランニングシューズを今春から本格展開する。
サニブラウンはこれまで契約していた「プーマ」とのウエアとシューズの契約が終了した。ウエアは「ゴールドウイン」を着用することになるが、短距離走用スパイクのブランドは現時点では未定だ。