ビューティ

“バランサー”としてのチークやラフににじませたアイラインなど 「M・A・C」が26年春夏メイクトレンドを解説

東京やロンドン、ニューヨーク、パリ、ミラノのコレクションで多くのファッションブランドのメイクを手掛ける「M・A・C」はこのほど、ブランド独自のリサーチに基づく2026年春夏のメイクアップトレンドを発表した。今季のメイクアップのキーワードは、「スタイリング」。ファッションと同様、ミニマルメイクから一歩踏み出し、色で遊ぶムードがランウエイで本格的に復活すると「M・A・C」は分析する。目元はオーキッドやラベンダー、アイスブルーといったソフトトーンを中心に、ゴールドやシマーの輝きを重ねたデコラティブなルックも際立つ。リップとチークは全体の色調を整える“バランサー”としての役割へとシフト。肌づくりも、“カバー”から“魅せる”へと変化する兆しだ。

クラフテッド ブラー
CRAFTED BLUR

リップとチークが、肌と目元をつなぐ“バランサー”として存在感を発揮している。ソフトフォーカスなブラー質感や、くすみを帯びたカラー、薄く重ねるニュアンスカラーで唇と頰の輪郭をふんわりとぼかし、上品で洗練された表情を演出する。肌悩みだけを自然にぼかす、軽やかで透け感のある“薄膜ブラー肌”も大きなトレンドになりそうだ。

モッズ パステル
MODS PASTEL

1960年代のロンドンの自由な空気をまとった現代版パステルカラーがランウエイに回帰している。ヌードカラーのフィルターをかけたような肌なじみの良さが今季のポイントだ。オーキッドやラベンダー、アイスブルー、モスグリーンなど、甘さより洗練とニュアンスを意識したパステルは、ヘアやメイクのトーン調整にも活躍する。

ギルデッド グラム
GILDED GLAM

光・きらめきで飾るデコラティブなアイメイクもトレンドに。まぶたやまつげに細かいゴールドやシマー、グリッターなどを重ね、華やかさと立体感を演出する表現が目立った。目元の装飾的な華やぎに対して、肌は洗練された“薄膜肌”でバランスを取るのが今季らしい。

スマッジ プレイ
SMUDGED PLAY

アイライナーはシャープに引くのではなく、ラフににじみを残す使い方が主流に。完璧なラインよりも、にじみやざらつき、曖昧さを生かし、線の強さを抑えて質感で魅せるテクニックが注目されている。

今季は、肌・質感・色・光・ラインを、足し算でも引き算でもなくスタイリングするのがポイント。華やかで遊び心のあるディテールを取り入れながらも全体のバランスは洗練され、個性とモード感が共存した表現が広がりそうだ。

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