
ファッションウイークなど、多くのブランドのコレクションメイクを手がける「M・A・C」は、ブランドが独自に提案する2026-27年秋冬のメイクアップルックを発表した。6月9日に行われたプレゼンテーションには、池田ハリス留美子シニアアーティストと塩野僚子ナショナルアーティストが登壇し、メイクルックをデモンストレーションと共に紹介した。
2026-27年秋冬シーズンのキーワードは“レイヤー”
同ブランドが提案する26-27年秋冬シーズンのテーマは“ムード オン レイヤーズ(MOOD ON LAYERS)”。さまざまな要素を自由にレイヤーすることで、メイクは顔を飾るものから、自分らしい存在感をスタイリングするための表現へと進化していると分析し、4つのルックを軸に、異なる質感や温度感、ムードを重ねることで生まれる奥行きと個性を表現する。池田ハリス留美子シニアアーティストは、「2026-27年秋冬から“トレンド”という言葉に代わり、“スタイリングディレクション”という考え方を採用した。多様なムードやスタイルを楽しむためのインスピレーションを発信する」と述べ、一つの正解ではなく、よりその人らしさを表現するためのメイクアップを提案していくという。ルック1“グラス ディメンション(GLASS DIMENSION)”
秋冬シーズンを象徴するのは、ガラスのような透ける光。艶を厚く重ねて存在感を演出するのではなく、透ける光をレイヤードすることで、ナチュラルでありながら立体感と奥行きを感じさせる表現へと進化した。肌、リップ、目元まで、顔全体で光の反射を楽しむ軽やかな輝きが特徴だ。ルック2“ウォーターカラー フェイス(WATERCOLOR FACE)”
水彩画のように色が柔らかくにじむ、ポエティックな血色を表現。チークは肌そのものが色づいたような曖昧で柔らかな発色が特徴だ。余白やにじみ感を残すことでその人らしい感情や空気感を映し出す。ルック3“アイシー ロマンチック(ICY ROMANTIC)”
シアーな質感や淡いクールトーンに、あえて温かみのある血色感を重ねることで、クールでありながら感情を感じさせる表情に。異なる温度感をレイヤーすることで生まれる大胆なコントラストで秋冬のムードを表現する。ルック4“グラッシー グランジ(GLASSY GRUNGE)”
90年代のスーパーモデルのグラマーな存在感を、今季はエフォートレスでクールなモードに再解釈した。肌はガラスのように透ける艶、目元はラフに仕上げることでグランジのスパイスを重ね、モダンなルックへと進化させた。薄膜で仕上げる“ガラッシー”な艶がポイント
池田ハリス留美子シニアアーティストは“アイシー ロマンティック”と“ウォーターカラー フェイス”、塩野ナショナルアーティストは“グラッシー グランジ”と“ウォーターカラー フェイス”を掛け合わせたメイクルックを完成させた。リップメイクには7月3日発売の“ラスターガラス シアー シャイン リップスティック”(全35色、各4400円)と、“ラスターガラス ステインガラス リップ ティント”(全12色、各4070円)を使用し、肌のグロスとして誕生した“フェイスガラス”(4510円)で、肌に艶のベールを重ねて仕上げた。池田シニアアーティストは「今シーズンはガラスのような透ける輝き“ガラッシー”で、その人の魅力を映し出す新しい提案を進化させていく。光、色、質感のムードを掛け合わせ、自由に遊んで、楽しんでほしい」と締め括った。