機能性食品の製造開発を手掛ける日本生物.化学研究所傘下のフロービスは、45歳以上の女性に向けたビューティブランド「フロービス(FLOVIS)」を立ち上げた。第1弾は、4品(2376〜7700円)とサプリメントの計5品を6月17日から販売を開始する。自社ECで取り扱い、将来的には店頭での展開も視野に入れる。
向井社長と“同年代”がターゲット
「フロービス」は、通販化粧品業界で17年以上、うち10年以上商品開発に携わってきた向井亜矢子社長が、51歳で立ち上げたブランドだ。年齢を重ねた自身の肌変化を受け、同世代の女性が本当に使いたいと思える商品を届けるため、昨年6月に起業した。ブランド名のフロービスは「フロー(流れ)」と「ビス(力)」を掛け合わせた造語。“自らの巡る力を呼び覚ます”という思いを込め、スキンケアとインナーケアを掛け合わせた“内外相乗美容”をコンセプトに掲げる。
開発の中核を担うのが、親会社である日本生物.化学研究所の研究基盤だ。50年以上積み上げてきた発酵技術と酵素研究の知見を生かす。中でも、血液の巡りをサポートする納豆菌由来の酵素「ナットウキナーゼ」は強みの一つ。血栓溶解による血流改善や末梢体温の回復に関する研究成果が報告されており、現在も研究が進められている成分だ。向井社長は「巡りの状態は美しさに深くかかわる。自らの中に備わる健やかなサイクルこそが、最高の美容液であり、美しさの原点」と強調。「血流を整え、厳選されたスキンケアで美しさを何倍にも引き出すことが、私たちが目指す内外相乗美容のアプローチ」と説明する。
巡りのキー成分「ナットウキナーゼ」を主成分とするのが、サプリメント“ホワイトエラン”(30粒、2376円)だ。納豆と比べ低カロリーかつ臭いも気にならないため、利用しやすい点が特徴だ。1日目安量の2粒には、日本ナットウキナーゼ協会が推奨する2000FU(納豆約2パック分)を配合した。さらに、パイナップル由来のセラミド成分「グルコシルセラミド」やカツオ由来の「低分子エラスチン」といった美容成分を組み合わせることで、内側から透明感のある肌づくりを目指す。
年齢印象を左右する“大人の陰り”に着目
スキンケアでは、年齢とともに肌印象を曇らせる“大人の陰り”に着目した。乾燥によるキメの乱れや毛穴の目立ち、ハリ不足、古い角質によるくすみなど、複雑に絡み合う肌悩みに多角的にアプローチする。
主力商品“ファーストブライター”(90mL、6600円)は、毛穴の約1000分の1サイズまで微細化したオイルを配合した美容液だ。肌になじませた瞬間に角層に浸透し、みずみずしい使用感ながらクリーム級の保湿力をかなえる。アルブチンや植物由来美容成分が、乾燥やハリ不足、くすみなどに働きかけ、透明感のある肌へ導く。
“ヴァイトセラム”(90g、7700円)は、パワーストレッチ成分を配合したジェルタイプのオールインワン美容液だ。塗布直後からピンとしたハリ感を形成。3種類のVCと濃密オイルが艶肌をかなえる。
洗顔カテゴリーは2品を展開する。“エマルジョンウォッシュ”(120mL、4400円)は、美容液成分を97%以上配合した美容液洗顔料。泡立て不要で使えるほか、コットンを使ったふき取りにも対応する2ウェイ仕様を採用した。一方、“クレイパックウォッシュ”(100g、4400円)は、クレイとオイルを組み合わせたパック洗顔料。古い角質や毛穴汚れをオフし、つるんとしたなめらかな肌に整える。
元宝塚・紫吹淳をアンバサダーに起用
ブランドアンバサダーには、元宝塚歌劇団月組トップスターで、現在俳優として活躍する紫吹淳を起用した。紫吹は発表会で、「(スキンケアでは)しっかり落として、保湿して、守ることを心掛けている。中から守って外から与える(フロービスの)考え方に共感した」とコメント。ブランドムービーで流れる「最高の美容液はあなたの中に」のナレーションを担当する。向井社長は年内にもラインアップを拡充する計画で、ターゲット層への訴求を強化する方針だ。