D2Cファッションブランド「ソージュ(SOEJU)」を展開するモデラートは7月9日、コスメブランド「トーリ(TOERI)」から初のスキンケアラインを発売する。ラインアップは、化粧水、クリーム、日焼け止めの全3品をそろえ、価格帯は2970〜5500円。30〜50代の多忙な女性に向け、2ステップで完結するシンプルケアを提案する。
新スキンケアラインのコンセプトは、「ミニマムな手間で、最適解を。」を掲げる。約2年半の開発期間を経て、乾燥やくすみ、ハリのなさなど、大人の肌悩みに対応する成分を厳選し、3品に落とし込んだ。SKUを絞り込んだ背景には、オールインワン化粧品をはじめとする“タイパ重視”のスキンケアニーズの高まりがある。営業企画・コスメ企画の村田奈々絵マネージャーは、「選ぶ手間や考える時間も惜しいと感じる、忙しい女性に向けて発信したい」と力を込める。
2ステップケアを支えるキー成分となるのが、発芽玄米酵母発酵液“ユキメ(YUKIME)”だ。北海道の無農薬地域で育った発芽玄米“ゆきひかり”由来の発酵液で、化粧水とクリームに配合した。肌のバリア機能をサポートしながら、うるおいとハリのある肌印象に導く。
“エッセンスローション”(150mL、3850円)は、化粧水・乳液・美容液の役割を1本に集約したアイテムとして提案する。“ユキメ”を70%配合し、発酵由来のガラクトミセス培養液をベースに、水を加えない処方を採用した。また、肌を柔らかくする乳液の役割を担う植物性スクワランについては、「水ベースに油性のスクワランを配合することは難しかったが、油滴を微細化する特殊技術を採用することで高配合を可能にした」(村田マネージャー)。さらに、米ぬかと大豆の発酵成分“セラビオ(CELABIO)”やナイアシンアミド、ビタミンC誘導体も配合し、大人の肌悩みに多角的にアプローチする。
“モイスチュアクリーム”(45g、5500円)には、“ユキメ”“セラビオ”に加え、“ラクティビオローズ(LACTIBIO ROSE)”を配合。バラ由来エキスの発酵液やデンマーク産チーズ由来の発酵液、シアバターなどを組み合わせた成分で、乾燥やハリ不足にアプローチする。濃密ながら伸びの良いテクスチャーのクリームが睡眠中のうるおいを高める。
“エッセンスUVクリーム”[SPF50+・PA++++/耐久性★★](50g、2970円)は、最新技術「UVシールドシート処方」を採用した。ハウス食品グループの特許技術“クリスフォーム”から着想を得たもので、食品の風味を長く留める技術を応用したという。トウモロコシ由来成分のαオリゴ糖によって油性成分が膜化し、肌へフィット。ウォータープルーフ処方で約6時間のUVカット効果を発揮する。また、界面活性剤不使用で敏感肌にも配慮した設計とした。
2024年1月に誕生した「トーリ」は、同社の市原明日香代表が“首から上”までを含めたトータルコーディネートを目指し立ち上げたブランドだ。ファッションと親和性の高いメイクアップアイテムからスタートし、第1弾としてクッションファンデーション、マスカラ、リップを発売。現在はアイブロウとクレンジングオイルを加えた計5アイテムを展開する。中間コストを省いたD2Cモデルにより、高品質な商品を3000円前後の価格帯で提供している。村田マネージャーは、「店舗販売を想定していないため、原価率を可能な限り高め、少しでも長く使い続けてもらえる商品を目指している」と話す。
こうした考えはスキンケアラインにも共通している。手に取りやすい中価格帯を採用し、継続しやすい設計とした。「トーリ」は、確かな品質とリピートしやすい価格、シンプルな2ステップケアを打ち出し、ブランドの認知拡大と顧客接点の強化を図る方針だ。