アメリカのドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は9月16日、メラニア・トランプ(Melania Trump)夫人を連れ、国賓としてイギリスを3日間訪問した。連日続いた公式行事で、キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)とメラニア夫人のファッションが大きな注目を集めた。
DAY1:英国ブランドを華麗に着こなし
ロンドン・スタンステッド空港に到着したメラニア夫人は、「バーバリー(BURBERRY)」のロングトレンチコートと「ディオール(DIOR)」のフラットブーツのスタイルで姿を現した。
その後の歓迎式典では、キャサリン妃が「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の淡色コートドレスに「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子をあわせ、英国らしい正統派の装いでトランプ夫妻をおもてなし。メラニア夫人は「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のネイビードレスと、スタイリストのエルヴェ・ピエール(Herve Pierre)特注による帽子を被り、シャープな印象を演出した。
バッキンガム宮殿での晩餐会では、キャサリン妃は「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」の白いドレス、メラニア夫人は「ディオール(DIOR)」のクチュールドレスで登場し、双方が華を添えた。
DAY2:国賓晩餐会には華やかなドレスで
翌日はウィンザー城を訪問。トランプ夫妻を出迎えたキャサリン皇太子妃は、温かみのあるバーガンディーを基調にした「エミリア ウィックステッド」のダブルブレストのコートドレスを着こなした。スカート部分に、大幅のプリーツが施されたエレガントな一枚。バッグとパンプスは、同系色の「シャネル(CHANEL)」でそろえた。
メラニア夫人は、イギリスの帽子職人、スティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)が作った「ディオール」オートクチュールの帽子を主役に登場。到着後、故エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の墓への参拝もあってか、グレイッシュなセットアップスーツに身を包んでいた。
その夜は国賓晩餐会に出席し、チャールズ国王(King Charles III)夫妻らと交流した。メラニア夫人は、鮮やかなイエローが映えるウェス・ゴードン(Wes Gordon)による「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」のクレープドレスを着用。ラベンダートーンのバックルベルトと「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」のパンプスを合わせ、外交の場を華やかに彩った。
一方、キャサリン妃は、「フィリッパ・レプリー(PHILLIPA LEPLEY)」によるカスタムドレスをセレクト。アイボリーのシルククレープのドレスの上には、手刺しゅうによるゴールドのシャンティ・レースの羽織りを重ね、高貴かつクラシカルな装いを披露した。また、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元皇太子妃が使っていた、揺れる真珠をあしらったダイヤモンドアーチが特徴のティアラ、故エリザベス女王が所有していたダイヤモンドのイヤリングを合わせ、王室らしい気品を漂わせた。
DAY3:秋らしい色使いで王妃らとリラックスムード
最終日には、カミラ王妃(Queen Camilla)とともに、ウィンザー城内にある王立図書館を視察。上品なキャメル色のやわらかなレザーを使ったセットアップは、クラシックかつモダンに印象付けた。
また城内にある17世紀の英国のカントリーハウス、フロッグモア庭園(Frogmore House)では、子ども向け交流イベントにキャサリン妃と参加。偶然にも2人はアースカラーをセレクトし、メラニア夫人は「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のチェスナット色のスエードサファリジャケット、「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」のパンツ、「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」の定番フラットシューズ“トロンペット(Trompette)”を選んだ。
キャサリン妃は、「ミーアンドエム(ME+EM)」のニットベストとクロップドのミリタリージャケット、イギリスの老舗絹織りメーカー、サドベリー・シルク・ミルズ(Sudbury Silk Mills)のスカーフ、「ラルフ ローレン」によるダークブラウンのツイードスカート、そしてここ数年愛用している「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」の特注ロングブーツを合わせた。