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ワコールHD4~12月期 主要ブランドが不調で国内事業は売上高5.2%減

ワコールホールディングス(HD)の2024年4〜12月期連結業績(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比5.6%減の1335億円、営業損益が110億円の黒字(前年同期は19億円の赤字)、純損益が0億円の黒字(同39億円の赤字)。浅草橋ビルや旧福岡事業所跡地などの固定資産売却利益(93億円)の計上にによって営業黒字が押し上げられた。

国内ワコール事業の売上収益は、同5.2%減の687億円、営業利益は約3倍の92億円で固定資産売却利益の計上が効いた。店頭は低迷したがECは好調に推移。「ワコール(WACOAL)」や「ウイング(WING)」は苦戦したが、ノンワイヤーブラを中心に展開する“ゴコチ”やコンディショニングウエアの「CW-X(シーダブリュー・エックス)が伸長した。

海外ワコール事業は、売上収益が同0.6%減の500億円、営業損益は15億円の黒字(前年同期は53億円の赤字)だった。米国ワコールは、他社ECは好調に推移したものの、実店舗および自社ECが苦戦。欧州は、ドイツ・フランスの売上高が伸長した。中国は、実店舗・EC共に厳しい状況が続いている。ピーチ・ジョン事業は、売上収益が同2.7%減の78億円、営業損益は2300万円の黒字(同5000万円の赤字)だった。直営店・自社EC共に集客力が改善したが、購買率の回復は見られなかった。

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