ビューティ

「ママベビー」がBコープ認証取得 国内ベビー・キッズカテゴリーで初

プチフィロゾフが展開するオーガニックブランド「ママベビー(MAMMABABY)」はこのほど、「Bコーポレーション(以下、Bコープ)認証」を取得した。国内のベビー・キッズカテゴリーで初となる。

「ママベビー」は、医療機関向け製薬会社発のブランドとして1944年に誕生。新生児から大人まで使えるスキンケアやボディーケア、ヘアケアなどをラインアップする。

「子どもたちの感性や知性を育み、地球の未来へつなぎたい」という信念から、「本当の持続可能性とは」という問いに向き合う企業として「第三者の視点を組み込むことが次のステージへ進むためのより良いきっかけになる」と考え、2020年にBコープ認証の取得に乗り出した。

これまで、環境再生型農業や廃棄容器ゼロを目指すゼロウェイストチャレンジ、環境負荷や物流コストを低減する集団One Party Logisticsの物流システムを日本で初めて採用するなどのアクションを起こし、21年にはカーボンニュートラルを実現した。公式サイト内でサステナビリティのページを設け、環境活動に対する考え方やこれまでの取り組み、今後の目標などを具体的な数字と共に公開している。

1年半に及んだ審査期間では、「新しい気づきを得ながら、一つ一つの項目に対して社員やステークホルダーと議論と検討を重ね『私たちが大切にしたい持続可能性とは』という問いに対しての道筋がより明確になった」という。地域社会に根付いた環境再生型農業の取り組みなど「環境・コミュニティ・ユーザー」では高い評価を得られた一方で、「ガバナンス・ワーカーズ」の分野では多くの学びを得た。さらに知性や感性を磨くための費用をサポートする新制度を導入するなど新しい取り組みを始めている。

今回、加点とならなかった項目は新たなアクションを決定し、公式サイトでBコープ認証取得の活動詳細とともに順次公開していく。今後は、2030年までにカーボンインセットによるカーボンニュートラルの実現を目指す。

「Bコープ認証」は、米国を拠点とする非営利団体ビーラボ(B LAB)が、営利企業に対して利益と社会的意義を両立させるために設計したもの。透明性・説明責任・持続可能性・社会と環境パフォーマンスの分野において248の評価基準を設定。取得のハードルが高いことでも知られる。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。