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連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY

アフターコロナで変わってきたことアレコレ【エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY】

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※この記事は2023年06月07日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

先日、どしゃぶりの雨の中、某ブランドの新製品発表会に伺いました。打ち出したのは、リップ。この春までのマスク生活に対応したマットではなく、グロッシーで、潤いのあるリップでした。

素直に「いいな」と思えました。理由の1つは、私も年齢を重ねているからでしょうか(笑)?正直、マットなリップは「老け見え」する印象が強く(色選びや使い方が悪いのでしょうか?)、苦手意識を持っているからです。同じ理由で、私はファンデーションでも潤い感のあるタイプを選びます。そして、やはり同じ理由でリップでもファンデでも、マットに苦手意識を持っている人は、少なくないはずです。先日、アラフォー以上のランチ会で「そうだよね〜」と盛り上がってしまったことを、ここに告白いたします(ごめんなさい)。

とはいえ、私たちみたいな人は、少なくないのだろうと予想しています。理由は、マスク生活の最終期に各社が発売したマットリップは、「マットなのにツヤもある」とか「マットなのに潤う」という、「え、どっち!?」とか「矛盾してないか?」みたいな製品だったからです。各社の「マスクにつかないため、マットなのはマスト」という事情、一方「やっぱり潤いが欲しいお客さまに向けては、どうしたら?」という悩みに対応した商品設計でありコミュニケーションであることが伺えました。だから、マスク生活がひと段落したところで、「潤い」を全面に押し出したリップが出てきても不思議じゃないと思ったのです。

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