ファッション

チュチュアンナが「ポメラニアン柄」の著作権侵害について調査結果を報告 計19点に「法的な問題」

 レッグウエアやインナーの製造販売を行うチュチュアンナ(TUTUANNA)は1月31日、著作権侵害に関する調査結果を報告した。

 問題となったのは同社が2021年8月から販売していた「ポメラニアン柄のルームウェア」に使用したイラストだ。イラスト製作者から酷似していると指摘を受けたため、商品デザインを担当したデザイナーに聞き取り調査を行ったところ、デザインの過程で収集した参考資料の中に問題のイラストが含まれていたことが判明したため、同年10月から販売を停止したという。

 また、21年春以降に製作販売した全商品について、弁護士を交えて調査した結果、合計19のデザインについて法的な問題があることを確認したため、権利者には謝罪と賠償金の支払いを行った。さらに、追跡可能な範囲で21年以前の商品についても調査を行い、問題のあった商品については権利者への賠償を行ったという。

 同社は再発防止に向けて知的財産に関するコンプライアンス研修を実施したほか、「クリエイティブ製作ガイドライン」を策定し、21年10月末からガイドラインに基づいた製作を開始したと報告している。ガイドラインでは、参考資料の記録の義務付けや、デザイン案を確認する段階での検証、製作過程において注意すべき事項などを定めている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。