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雑誌「モダンリビング」が富裕層向けのインテリアコーディネートサービスをスタートのナゼ

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高坂敦信/「モダンリビング」編集長

PROFILE:(こうさか・あつのぶ)1996年に婦人画報社(現・ハースト婦人画報社)入社。日本初の男性ファッション誌である「メンズクラブ」の編集部を経て、2001年から「モダンリビング」編集部に在籍。個人邸のインテリアスタイリングビジネスにも携わる

 ハースト婦人画報社のインテリア雑誌「モダンリビング(MODERN LIVING)」は、「建築というハードと、暮らしを彩る家具や小物、植物などのソフトが理想的に結びついて『住まい』になる」を提唱している。ところが高坂敦信編集長は、「取材をしていると、『引っ越したばかりで家具が足りない』や『新しい建物に前の家具が合わない』というケースに遭遇する」ように。「編集者として写真のクオリティーを上げたい」と考え、撮影の際に植物などを自主的に持ち込むと住人から、「こんな植物を見繕ってほしい」や「植物を置きたいけれど、枯らしたらどうしよう?」などの相談を持ちかけられて10年以上前、ひっそりと植物のレンタルサービスをスタートした。サブスクリプション型のサービスで、大きな鉢植え1つが毎月5000円〜だったという。このサービスを発展させて今年、編集部員が誌面で活躍するインテリア・コーディネーターとタッグを組んで住居に見合った家具を提案、購入した家具(最低合計300万円以上)の10〜15%をスタイリング料金として支払ってもらう富裕層向けのビジネス「MLスタイリング」をスタートした。すでに5、6件のコーディネートが進んでいるという。

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