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巣ごもり名人に聞く 「インテリアのプロならではの“ヒュッゲ”な空間作りと楽しむ工夫」 

 新型コロナウイルス感染拡大で4月7日に緊急事態宣言が発令され、在宅勤務や外出自粛で巣ごもりを余儀なくされている人が多い。行楽シーズンのゴールデンウイークでさえ、どこにも行かず自宅で過ごさざるを得ないという未曾有の状況だ。「人に会えない」「外出できない」こんなときに、どうすれば巣ごもりライフをエンジョイできるかを業界関係者に聞いてみた。

 デンマーク発インテリアブランド「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」でアジア地区ブランドマネジャーを務める相澤真諭子さんは、11歳の娘、6歳の息子、母と4人で暮らしている。「フリッツ・ハンセン」の家具がおかれた自宅は、まさに“ヒュッゲ(デンマーク語で、温かな心地よい雰囲気)”そのもの。巣ごもりで仕事や勉強に集中するために配置換えをするなど、インテリアのプロならではの工夫が見られる。室内でも親子で楽しめる運動やゲームなどのアイデアが盛りだくさんだ。

WWD:巣ごもり生活で心がけていることは?

相澤真諭子フリッツ・ハンセン アジア地区ブランドマネジャー(以下、相澤):生活のリズムが崩れないように毎日の時間割を週ごとに作り、その通りに起床、食事、仕事をし、そして、遊ぶようにしている。

WWD:巣ごもり生活を送るにあたり工夫したことは?

相澤:仕事と勉強部屋のデスクの配置を変えた。向かい合わない配置にすることで、仕事や勉強に集中できるようになった。1日3度の食事を自宅でするので、できる限り子どものリクエストに応えるようにしている。食卓で子どもが仕上げられるタコスや手巻き寿司など、一緒に作って食べる楽しみを分かち合ったり、金曜日はビュッフェと称してダイニングテーブルにおかずを置き、それぞれが食べたいものをお皿に盛ってリビングで食べたり、変化をつけている。タコ焼きも子どもに人気。


WWD:おすすめのツールやアプリ、サービスは?

相澤:ピアノがあるのに誰も弾かなかったが、巣ごもりを機にユーチューブの「かんたんピアノ」で子どもと連弾してゲーム感覚で楽しんでいる。デジタルに頼りすぎないように、日本らしい遊び、そして脳のトレーニングのために将棋を始めた。運動不足やイライラを解消するにはトランポリンがおすすめ。通りすがりに手軽に跳べるし、テレビを見ながら跳ぶこともできる。アクロバティックに跳ぶこともできて、大人も子どもも楽しく運動ができる。

WWD:今はまっているものは?

相澤:飲んだ翌日に体が楽なのでナチュラルワインにはまっている。ナチュラルワインは同じラベルでもボトルによって差があったり、ブドウが育った土地によってミネラルの味に個性があったりして味わい深い。

WWD:巣ごもりで重宝しているものは?

相澤:キャスパー・サルト(Kasper Salto)がデザインした多用途テーブルの“リトルフレンド”。軽量で持ち運びでき、高さも調整できるのでリビングやベッドルームではサイドテーブルとして、ダイニングやキッチンでは作業台として使える。また、これさえあれば、即席の仕事場ができる。

WWD:家の中のお気に入りの場所は?

相澤:家族みんなのお気に入りは“アルファベットソファ”のあるリビングルーム。いつもみんなで集まって会話が弾む。日中は子どもたちとにぎやかに過ごしているので、子どもたちが寝静まったら“エッグチェア”でゆったりと一人の時間を楽しんでいる。