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大丸松坂屋が「バーチャルマーケット」に4度目の出展 社員やアルバイトによるリアルタイム接客に挑戦

 大丸松坂屋百貨店は、8月13〜28日に開催のVRイベント「バーチャルマーケット 2022 Summer」に仮想店舗「バーチャル大丸・松坂屋」を出展する。同社の出展は今回が4度目。企業出展会場「パラリアル ニューヨーク」に重厚感のある店舗を構え、「しろくまアイス」や「虹色ラムネ」「盛岡冷麺」などを3Dモデルやバーチャルカタログで紹介。ごちそうグルメ600点以上を取りそろえて販売する。

 出展の狙いについて加藤俊樹取締役兼常務執行役員営業本部長は「売り上げはコロナ前の19年実績に近いところまで回復しているが、客数がなかなか戻ってこない。その一方で、カードホルダーでアプリも登録しているお客さまの買い上げ額は増えている。デジタルを介して私たちがお客さまに能動的に情報を伝えていくことが大事だ。ツールとしてVRに可能性を感じている。アプリの会員やカードホルダーになってもらうためのきっかけにもしていきたい」と語った。

 これまでも圧倒的な数の食品をそろえてきたが、今回はそこでリアルタイム接客を行い、コミュニケーションを促進する。本社ギフト企画運営担当の田中直毅やTikTokで6万人近いフォロワーを抱える“お菓子食べすぎ会社員”の野崎瑞穂がアバターで来場者を迎えるほか、一般からメタバース接客アンバサダー15人をアルバイト採用。会場内でリアルタイム接客を提供する。「これまでの出展から人と人とのつながりにポテンシャルを感じている。コミュニケーションの場としておもてなしをしたい。かつての百貨店を思い出したり、魅力を再発見してほしい」と田中氏は語る。

 ほかにも「バーチャル大丸・松坂屋」の入り口で配られる風船を受け取ると、大丸松坂屋百貨店の歴史を紹介するパネルが次々と現れる中、屋上まで飛ぶことができるギミックや、屋上に遊具やビアサーバも用意。TikTok動画を撮影したり、お茶会も開催するという。

 PC版VRChat内会場のほか、VRゴーグル“メタ クエスト2”でも体験可能。アプリレスでスマホでも体験できるブラウザ会場では、夏祭りの屋台をイメージした空間で食品を販売する。

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