ファッション

ECのバーチャル版ではない? 私たちがメタバースに取り組む理由【三越伊勢丹編】

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 三越伊勢丹は2021年3月、VRアプリ「レヴ ワールズ(REV WORLDS)」を公開した。同アプリは新宿駅東口を思わせる仮想都市のコミュニケーションプラットフォーム。ユーザーはアバターの顔や髪形、服装などを選べ、そのアバターを操作することで、仮想伊勢丹新宿店での買い物やエリア内の散策を楽しめる。外部の協力を得ながらではあるが、企画・制作・運営を12人の社員中心で行い、独自のサービスを追求する。(この記事は「WWDJAPAN」2022年6月6日号メタバース特集からの先行公開です)

 伊勢丹新宿本店のバーチャル店舗があるからといって、「レヴ ワールズ」をバーチャルショッピングアプリだと思ってはいけない。

 「作りたいのは、コミュニケーションのサービス。超アナログなDXをしたい」と仲田朝彦デジタル事業運営部レヴ ワールズ マネージャー。社内起業制度を活用して事業を立ち上げた。「昔、おばあちゃんに買ってもらったセーター、みたいな購買体験は、今のECにはない。誰かと一緒に体験したというような付加価値を創造するサービスを提供したい。リアルじゃなかなか接点を持たないような、遠方の人や次の世代の子どもたち、出かけるのが難しくなった年配の人たちとも接点を持てる、誰にでも“開かれた場”にしたい」。

 アプリの画面を開くと、新宿駅東口を思わせる街が広がっており、遠くに仮想伊勢丹新宿店が見える。十字キーでアバターを操作でき、メニューを開けば着せ替えや目的地への移動も簡単。アバターのアシスタントとして猫(か犬)が後ろからついてくるのが可愛い。待ち合わせやチャット、アクション機能も装備している。アクセスごとにコインが貯まるようになっており、たまったコインとの交換で着せ替えアイテムを獲得できる。

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