ファッション

ロンハーマン22-23年秋冬メンズは“海”から離れて都会的に RHCとの違いを楽しむ

 サザビーリーグは、ロンハーマン(RON HERMAN)とRHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN、以下RHC)の2022-23年秋冬メンズの展示会を行った。ロンハーマンのシーズンテーマは、変化を意味する“コンバージョン”。リラックスしたブランドの持ち味はそのままに、“海”のイメージから離れて、洗練された都会のムードを打ち出す。今季から取り扱う「ゼニア(ZEGNA)」のカシミアクルーネックセーター(税込18万400円)や、コットン100%のシフォン素材を使ったオリジナルシャツ(同3万1900円)などが代表例で、カラーパレットはロンハーマンらしい黒と白、グレーをベースに、柔らかなバープルなどのニュアンスカラーも差し込む。

 サステナブルなアイテムはウィメンズが先行していたが、メンズもいよいよ本腰を入れる。鈴木康広ロンハーマン事業部副本部長メンズディレクターは、「ウィメンズのおかげで社内全体の環境に対する意識が高まっており、メンズでも自然な流れでバイイングに反映できた。価格の上振れもあるが、アイテムとしてのクオリティーは高いものばかり。手にとってもらえれば、その価値を理解してもらえるはず」と語る。残たんを使ったカシミアジャケット(同13万2000円)や全体の17%にリサイクル素材を使ったオリジナルデニムなどをそろえる。デニムは少しゆとりのあるリラックスストレートで、濃淡の楽しめる加工が一押し。「トッズ」の別注ブーツやローファーなど、品のあるシューズでバランスをとる。ほかのメンズセレクトと同様に、ロンハーマンもクラシカルなムードに注目しており、ダブルメルトンを使用した「ブルックスブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のダッフルコートなどを用意する。

 “変化”を掲げたロンハーマンに対して、RHCは“らしさ”が溢れた。海から上がり、素肌の上にそのまま羽織りたくなるような柔らかなパーカやカーディガン、チェックシャツなどに、デニムやスエット、フリースのパンツなどを合わせる。足元は「ティンバーランド(TIMBERLAND)」に別注したオールブラックのブーツや、ボアを敷いて同ブランドらしくアレンジした「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」の“キョウト(KYOTO)”など。「(2016 年にスタートしたRHCは)既存顧客に順調に浸透し、ロンハーマンとのクロスオーバーも目立ってきた。それぞれの業態でコンフォータブルなムードを継続しながら、今季から商品ラインアップに色が出る。この違いをポジティブに感じてもらいたい」(RHC担当者)。そのほか、全面ゴアテックス素材で別注した「ゴールドウイン(GOLDWIN)」のジャケットをはじめ、ソリッドなアウトドアウエアも目立った。好調に動いているというサーフボードやウエットスーツといったパフォーマンスギアも継続する。

 5月に国内の独占販売権を取得した米ロサンゼルス発の「アウターノウン(OUTERKNOWN)」は、この秋冬からディストリビュートをスタートさせる。チェックシャツやデニムなどをそろえ、現時点で全商品の90%にオーガニックコットンやリサイクル素材を使用している。

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